起業するにはどうすればいいの?とお考えの方は桃太郎のお話を思い出してみてください

起業するには桃太郎の昔話に学べ

桃太郎の昔話とは、日本人なら誰でも知っている「桃太郎が犬や猿たちと鬼ヶ島に鬼退治に行く」というお話です。

実は、この桃太郎のお話は起業のストーリーとまったく同じなんです。

起業するにはどうすればいいのかわからないという方は、まずは桃太郎のお話を思い出していただければと思います。

起業するにはどうすればいいか、桃太郎の昔話に沿って考えていきましょう

桃太郎は、向かうところ敵なしというくらいに強く、立派に成長しました。そして、どこか外国へ行って力試しをしてみたくなりました。

桃太郎と同じように、あなたは、会社の中で成績も良く、会社から離れて自分の実力を試してみたくなったのかもしれません。

また、会社での閉塞感を感じていたのかもしれません。

桃太郎は、遠い海の向こうに鬼ヶ島という所があり、悪い鬼たちが人々を困らせているということを知りました

あなたは、世の中には困っている人がたくさんいて、自分が起業すれば世の中に貢献できる可能性があることに気付いたのかもしれません。

つまり、あなたは、今の世の中に「社会貢献」と「ビジネスチャンス」を見つけたのかもしれません。

桃太郎は、おじいさんとおばあさんに「鬼ヶ島に行って鬼退治をしたい」と言いいました

「鬼ヶ島に行って鬼退治をしたい」というのは、起業においては「経営理念」や「ミッション」になります。

つまり、あなたは、まずは、自分のご両親や奥さん(またはご主人)に対して、あなたのミッションや経営理念を説明しなければいけません。

おじいさんとおばあさんは、桃太郎のために「日本一のきびだんご」を作ってくれました

「日本一のきびだんご」というのは「資本金」です。
きびだんごは、黄色くて丸いですよね。

そして、おじいさんとおばあさんは「出資者」です。

つまり、桃太郎が、鬼ヶ島に鬼退治に行くという「ミッション」や「計画」を説明しておじいさんとおばあさんから、きびだんごという「出資」を引き出したということですよね。

あなたも、起業するには資本金が必要です。

もちろん、自分で資本金を準備できればいいのですが、資本金が足りない場合には、ご両親などに経営理念やミッションを説明して、資本金を確保しなければいけません。

また、起業するには日本政策金融公庫などから融資を受けることが必要な場合もあるでしょう。

その場合には、事業計画書を作成して、経営理念や事業計画をしっかり説明する必要があります。

桃太郎は、「立派な陣羽織」を着て、「刀」を腰に差して、そして「桃の絵が書いてある扇」を手に持っていました

「立派な陣羽織」はユニフォームやスーツ、「刀」は戦うための武器、「桃の絵が書いてある扇」はお店や会社のロゴが書いてある名刺というところでしょうか…

起業するには、経営理念や高い志だけでなく、いわゆる見た目も大切ですし、戦うための武器も必要です。

起業するには、キレイ事だけではやってはいけません。

当然ながら生き残っていかなければいけません。

桃太郎は、鬼ヶ島へ向かう途中で、犬、猿、キジに出会います

  • 桃太郎さん、桃太郎さん、どちらに行かれるのですか?
  • 鬼ヶ島に鬼退治に行くのだ。
  • 腰に下さげたものは、何でございますか?
  • 日本一のきびだんごだよ。
  • ひとつくださればお供しましょう。

これは、起業における従業員の採用ですよね。

ここでも、桃太郎は、犬たちに対して、理念やミッションを話しています。
そして、日本一のきびだんごを渡しています。

起業するには仲間が必要です。

そして、一緒に戦ってくれる仲間を探すために、あなたは、その仲間に対して、経営理念やミッションについて熱く説明し、魅力的な報酬を提供しなければいけません。

犬たちは、鬼ヶ島に鬼退治に行くのでなければ付いて来なかったかもしれません。
また、日本一のきびだんごがなければ付いて来なかったかもしれません。

やはり、起業するには、「経営理念やミッション」と「資本金」の両方が必要なんです。

もし経営理念と報酬のどちらかが欠けていたとすると、3人が集まらなかったかもしれません。

桃太郎たちが海に来ると船が1槽つないでありました

この船は鬼ヶ島に渡るための大切な手段です。

物語ですのでうまくできているのですが、起業でいうと、この船は「協力者」や「支援者」の出現だと考えていいでしょう。

高い志を持って、まじめに頑張っていると、運が味方するというか、思わぬところから協力者や支援者が現れ、仕事を紹介してくださることがあります。

「運も実力のうち」といいますが、起業するには、運を味方にするくらいの「人間力」も必要だと言えるかもしれません。

桃太郎たちはこの船に乗り込こみました

  • 犬は「わたしは漕ぎ手になりましょう」と言って、船を漕ぎ出しました
  • 猿は「わたしはかじ取りになりましょう」と言って、かじに座りました
  • キジは「わたしは物見を勤めましょう」と言って、舳先に立ちました

桃太郎と犬たちは、ひとつの船に乗り込んだ運命共同体です。
そして、犬たちは、自主的にそれぞれが得意な分野の仕事を担当しています。

これは、「適材適所の人員配置」であり、「社員の自主性の醸成」だと言えるでしょう。

同じ船に乗っている状況において、お互いに対立するような関係性であれば全員が溺れてしまいます。

起業するには、すべての仲間が運命共同体であり、それぞれが自分の力を最大限に発揮するという意識が非常に大切だということですね。

鬼ヶ島に近付くと、キジは、先に飛んで行きました

これは、市場調査や競合調査だと考えることができるでしょう。

そして、キジは、鬼が住んでいるお城の屋根の上にとまって桃太郎たちを待っていたようですが、それは桃太郎たちが力を合わせれば鬼退治ができると確信していたからですよね。

もし偵察の結果、鬼たちと戦うべきではないと判断した場合には、キジは、桃太郎たちに対して上陸を中止すべきだと伝えていたはずです。

起業するには、まずは簡単でもいいので市場調査や競合調査をしてみて、調査の結果、起業すべきでない場合には無理をしてはいけません。

鬼ヶ島に上陸した桃太郎たちは力を合わせて鬼を退治しました

船に乗っている時もそうですが、鬼ヶ島でも、桃太郎たちはそれぞれの強みを活かして協力して戦っています。

犬、猿、キジの誰かひとりでも欠けていれば、鬼ヶ島にもたどり着いていなかったかもしれませんし、鬼退治もできていなかったかもしれません。

起業する場合にも自分ひとりの力で足りないところをサポートしてくれる存在が必要となることがあります。

起業するには、さまざまな分野に人脈を広げておくことも大切です。

桃太郎たちは、宝物を荷車に乗せて、おじいさんとおばあさんのところへ帰ってきました

これは、故郷に錦を飾るという意味もあるとは思いますが、やはり、「出資者に対する利益の分配」だと言えるでしょう。

そもそも、おじいさんとおばあさんがきびだんごを持たせてくれたからこそ、犬たちが仲間になって鬼退治ができたのですから。

そして、この時にも、犬たちが力を合わせて荷車を引っ張ったり押したりしています。

最後の最後までみんなが力を合わせています。

そういえば、きびだんごを作る時にも、おじいさんとおばあさんが協力しながら作ってくれましたよね。

そういう意味では、おじいさんやおばあさんを含めて、誰かひとりでも欠けていれば鬼退治をすることができなかったはずです。

起業するには、あなたのご両親を含めて、あなたの周りの方の協力や仲間の存在に感謝する気持ちが大切だということは言うまでもありません。