仕事辞めたい!でも、ほんとに今すぐ会社を辞めて大丈夫ですか?

仕事を辞めるということは、収入はなくなるけど、家賃や健康保険料などの固定費はなくならないということ

例えば…
  • 失業保険の金額はそんなに多くはないですし、会社を辞めてもすぐには失業保険をもらえません
  • 健康保険料や年金を自分で支払うことになります
  • すぐに次の就職先が見つかるかどうかわかりません

でも、私は大学卒業後1か月で仕事を辞めました(早すぎやろ…(苦笑))

私は、大学卒業後、とある一部上場の不動産会社に就職しました

会社設立後まだそれほど期間が経っている会社ではなかったのですが、すごく勢いのある会社で、他の会社と比べて給料も高かったです。

ボーナスもかなり高かったはずです(すぐに辞めてしまったのでわかりませんが…)。

そして、大阪駅前にあるビルの一室で、毎日、投資用マンションの電話営業をしてました

投資用マンションの電話営業は、御用聞きの営業ではありませんから、こちらから相手方に電話をして、投資用マンションの営業をするわけです。

まぁ、いきなり投資用マンションとは言わずに、「万が一の時の備えになりますよ」「年金の代わりになりますよ」と言って、「その方法がマンションを購入して誰かに貸し出すということなんです」みたいなカンジです。

なかなか時間が経たない…

その会社の窓からは、有名な梅田の観覧車が見えるのですが、時間が経たない、経たない…

自分がしていることは、本当は相手の迷惑になっているのではないか…

当時で2000万円程度の物件ですから、そう簡単に売れません。

しかも、すでに何度も電話したであろう資料を見て電話するのですが、当然ながら「また、あんたとこか!」みたいなことになることもしばしば…

こちらから電話をした相手の方の気分が悪くなったのも当然かもしれません。

でも、それが仕事と言われればそれまでですし、自分自分の認識の甘さみたいなものを指摘されればその通りですが、「自分がしていることは、本当は相手の迷惑になっているのではないか…」と思うようになっていきました。

余談ですが、就職する際にも、結婚する際にも、相手方と自分自身のことを十分なくらい理解する必要があるのかもしれませんが、それもなかなか難しいのも事実でありまして…

たった1か月で会社を辞める

自分ならこの物件を納得して買えるかどうか…、そう考えた時に、私はこの物件を自分から欲しいとは思いませんでした。

そして、私は会社を辞めることにしました。

こうして、私の人生で最初で最後になるであろう会社員の生活は、たった1か月で幕を閉じました…

早く仕事を辞めたいと思ったら、「会社を辞める前に」しておくべきこと

失業保険の金額と支給スケジュールについて確認しておこう

自己都合で会社を辞める場合には、失業保険は、今までの給料の50~80%くらいの金額が、それまで雇用保険をかけていた期間に応じて、10年未満の場合は90日、20年未満の場合は120日、20年以上の場合は150日分のいずれかが支給されます。

なお、自己都合で会社を辞める場合には、原則として、12か月以上、会社に勤めていて雇用保険をかけている必要がありますが、当時の私はそのことも知りませんでした…

「あれ?なんで失業保険が出ないの…?」みたいなカンジですが、新卒で1か月程度で会社を辞めると失業保険が出ないのは当然と言えば当然です。

また、自己都合で会社を辞める場合には、待機期間といって、失業保険が支給されるまで3か月くらいかかります。

しかも、再就職した場合にも、給料がもらえるのは約1か月後になりますので、それなりの貯金が必要となります。

今すぐ仕事を辞めたいと思っている場合には、会社を辞めた後のお金のことも考えておくことが必要です。

「仕事を辞めたいと思った時から会社を辞めるまで」と「会社を辞めてから」何をすべきなのか計画を立てよう

人生は1度切りです。

会社を辞めたことが正解だったとするために、会社を辞める前後にある程度の計画や準備をしておく必要があると思います。

「会社を辞める=会社から逃げる」のではなく、「会社を辞める=自分の生きたい人生を生きる」ということが言えるためにはそれなりの準備も必要です。

転職や再就職を考えているなら、自分のキャリアにプラスになる資格を取っておこう

いろんな分野がありますので、その分野に有利な資格については私よりもあなたのほうが詳しいはずですので、具体的にはどのような資格がいいということは言えませんが、やはり、転職や再就職に少しでも有利になる資格を取っておくことは非常に重要です。

「その資格がなければ業務ができない資格」や「その営業所には何人に1人以上必要だという資格」の場合には、かなり有利になる場合もあると思いますし、資格を取っておくことと自分の自信にもなりますので、気持ちにも少し余裕ができると思います。

ちょっと無責任かもしれませんが… 仕事や人生について”個人的な”意見

仕事は、自分の人生のすべてではなく、人生の一部に過ぎない

自分自身の人生が仕事に支配されてしまうのではなく、自分の人生の一部に仕事があるというくらいで、仕事を含めて人生を楽しむことができるということが幸せなのかもしれません。

もちろん、これは「理想論」だと思います。

でも、自分自身の人生が、嫌な仕事や会社の人間関係に支配されてしまうのは決して理想的ではないですし、幸せではないと思います。

お客さんにとって「プラスになる」「役に立つ」仕事をしよう

世の中には、自分や家族が贅沢をするため、会社の売上を上げるために、嘘をついてお客さんを「喰いモノ」にするような人間や会社がたくさんあります。

私は、行政書士として、クーリングオフや中途解約の業務を通じて肌で感じてきましたし、自分自身もそのような悪質な営業マンや悪徳な会社の被害に遭っています。

悪徳な会社の事例に接するたびに、お客さんにとって「プラスになる」「役に立つ」仕事をしようと自分自身に再確認しています。

無理して会社に行って仕事をしても自分自身が壊れてしまってはまったく意味がない

人生において、「無理をする時」も必要だと思いますが、それは「今」ですか?

注意
人生において「無理をする時」というのは、「自分がしたいこと」や「しなければいけないこと」をする時ではないでしょうか?

「今」、あなたの人生において「無理をする時」でしょうか?

無理をして、行きたくない会社に行って、嫌な仕事をして、その結果、自分自身が壊れてしまってはまったく意味がないと思うのですが、いかがでしょうか?

あなたが壊れても、会社も上司も心配をしてくれるどころか、余計な問題を起こして迷惑だとくらいしか思っていないこともよくあることです。

そういう会社や上司だからこそ、仕事を辞めたいと思うのは当然かもしれません。

仕事を辞めたいと思っていては良い仕事ができるはずもない

人間というのは正直なものです。

仕事を辞めたいと思っている場合には、それが仕事にも表れてしまいます。

そのような状態では良い仕事ができるはずがありません。

「就職」であって「就社」ではないという認識も重要かもしれません

この仕事が好きだけど、会社の利益主義的な方針や考え方が好きではないということも多いと思います。

会社というのは利益を上げることが目的のひとつでもありますし、そもそも利益を上げなければ給料を支払うことができません。

しかし、会社が利益を上げることを優先しすぎると、お客さんの利益を損なうこともしばしば起きてしまうのも事実です。

会社によってそれぞれその会社の風土のようなものがありますので、今の会社の考え方ややり方がどうしても自分に合わないという場合には、仕事を辞めたいと思うのも仕方がありません。

そういう場合には転職を考えてみてもいいと思います。

仕事は、会社や上司のためにするものではなく、お客さんのためにするものであり、自分のためにするものである

会社で働いていると仕方がないのですが、どうしても会社や上司から課せられているノルマのようなものがあります。

そのノルマがきつ過ぎる場合には、そのノルマを達成するために少し強引な営業をしたり、最悪の場合には、お客さんにとって不利益となる情報をあえて告げないで勧誘したりしてしまうという悪循環になってしまいます。

そして、結果だけを重視して、方法はどうであれ、営業成績が良い社員が良い社員という評価を得るようになってしまいます。

「仕事は、会社や上司のためにするものではなく、お客さんのためにするものであり、自分のためにするものである」という甘いことを言っているとまったく通用しないということもよくあることです。

どうしても会社や上司の方針と合わない場合には仕事を辞めたいと思うのも当然かもしれません。

社員を大切にできないような経営者や会社であればお客さんも大切にできるわけがない

社員を人として扱わずにモノのように扱っているような会社であれば、お客さんのことはお金を運んでくるモノとして扱っているのかもしれません。

このような会社や経営者の下で仕事をしたくないと思っても当然かもしれません。

収入が減っても、やりたい仕事ができることは幸せである

もちろん、結婚をしていたり子供がいたりする場合にはそんな甘いことを言っていられないとは思います。

しかし、もし会社や仕事でのストレスを知らず知らずのうちに家庭や夫婦関係に持ち込んでしまっている場合には、それはあなたにとっては家族にとっても幸せなことではないと思います。

もし会社や仕事のことで悩んでいるのであれば、あなたや家族が壊れてしまう前に家族とも話し合ってみてもいいかもしれません。

家族とはお互いに支え合っていくものです。

たとえ収入が少し減っても、今よりもストレスが少なくなるのであれば、あなたも家族も今よりも幸せになることができると思います。

幸せかどうか成功かどうかを決めるのは自分自身だから、自分の生き方は自分で決めよう!

自分と、自分を理解してくれたり本当に心配してくれる人が幸せだったらそれでいいと思います

他の人がどう思おうが、自分にはほとんど関係がありません。

他の人が私の人生の責任を取ってくれるわけでもないんだから、すべて自己責任で自分の人生を活きよう。

自分と、自分を理解してくれたり本当に心配してくれる人が幸せだったらそれでいいじゃないか、そう思います。

もちろん、そのためにしなければいけないこともあるのも事実ですので、そのことは決して忘れてはいけません。

このことも非常に大切だと思います。

実際は自分自身のことを理解してくれる人はそれほど多くない

自分のことを理解してくれたり心配してくれる人がどれくらいいるでしょうか?

そう考えると実はほとんどいないように思えてきます。

実際のところ、家族くらいしかいないのではないか…

そう思ってしまします。

自分と家族を大切にしよう

自分の人生の中心は自分であり家族であると思います。

自分の人生の中心は、決して、仕事を辞めたいと思うような会社や上司ではないと思います。

自分らしく生きる。今を…、そして、これからもずっと…

これからの自分の人生を決めるのはあなた自身です

人というのは、日々、何度も決断をして生きています。

右に行くのか、左に行くのか、それとも行かないのか、これを食べるのか、あれを食べるのか、それとも何も食べないのか…

そして、私たちは、相手の要求を拒否する権利を持っています。

今の自分があるのは、誰かに強制されたものではなく、今までの自分が決断してきた結果です。

半強制的に決められてきたから…と思う方がいるかもしれませんが、それでもその半強制を受け入れることを決めたのは自分自身です。

誰かのせいではありません。

自分が決断を繰り返してきた結果が今ここにあるのです。

これからの自分の人生を決めるのは他人ではなく自分自身の決断です。

会社を辞めるのはあなたの権利ですし、逆に会社を辞めないのも自分自身の決断です。

これからの自分の人生を作るのもあなた自身です。

そう考えると人生はすごく素晴らしいものに思えてきます。

できるだけ後悔しない人生を…

このページでは、あなたに今すぐ会社を辞めるようにすすめているわけではありません。

私も含めて、後悔のない人生を送ることができるようにと思い、このページを作成させていただきました。

ご理解をいただけましたら幸いです。