論語の名言を中心にして、「仕事や職場の人間関係」と「自分らしく生きる」について考えていきます
人の己を知らざるを憂えず、人を知らざるを憂うなり(論語 学而第一)
この論語の名言を中心にして、「仕事や職場の人間関係」と「自分らしく生きる」について考えていきます。
まず、「仕事や職場の人間関係」について考えていきます
相手があなたのことを理解してくれなくても気にする必要はありません
実は、この論語の名言は、アドラー心理学でいう「課題の分離」なんです。
- 相手があなたのことを理解する理解しないということは、相手の課題
- 相手があなたのことを理解しないことを悩んだり不満に感じたりすることは、あなたの課題
つまり、あなたがどうすることもできない相手の課題について、あなたが悩んだり不満を感じたりしてしまっているということなんです
- 相手の課題をあなたが解決することはできません
- そして、あなたの課題を相手が解決することもできません
つまり、相手に対してあなたのことを理解することを求めないことが大切です。
そうすることによって、仕事や職場の人間関係の悩みや不満はなくなります。
そして、それと同時に、あなたに心に平穏を引き寄せます。
相手のことを理解するとあなた自身が幸せになるんです
相手があなたのことを理解してくれないといって、悩んだり、不満に感じたり…
そして、ややもすると、相手を悪者にしたり…
仕事や職場の人間関係だけでなく、他のことも同じだと思います。
でも、これって「自分、自分、自分…」ですよね。
実は、この世の中は「返報性の法則」と「引き寄せの法則」でできているんです
ちょっと怪しいですか…?
でも、まったく怪しくありません。
- あなたが「自分、自分、自分…」と考えると、相手の「自分、自分、自分…」を引き寄せてしまう
- あなたが「自分のことを理解してくれない…」と考えると、相手の「自分のことを理解してくれない…」を引き寄せてしまう
- あなたが「相手が悪い、相手が悪い…」と考えると、相手の「相手が悪い、相手が悪い…」を引き寄せてしまう
- あなたが「悪いのは相手が先でしょ!?」と考えると、相手の「悪いのは相手が先でしょ!?」を引き寄せてしまう
んです。
こうなると、あなたと相手の間でネガティブなスパイラルが発生してしまいます。
だから、あなたから自分の思考や想いをできるだけポジティブに変える必要があるんです
そのためには、相手のことを理解して、共感することが大切なんです。
少しでいいんです。
そうすることによって、仕事や職場の人間関係が少しずつポジティブな方向に回り始めます。
そして、それと同時に、あなたの心に平穏を引き寄せます。
相手と向き合うのではなく、相手と同じ方向を見て、相手と同じ方向に進む
仕事や職場の人間関係だけでなく、他のことも同じですが、「相手と真摯に向き合う」ということは大切です。
しかし、相手とぶつかってしまうこともあるでしょう。
まじめであればあるほど、正義感が強ければ強いほど、相手とぶつかってしまうことがあるんです
あなたにとっては重要なことでも、相手にとっては全体的に見れば重要度がそれほど高くないということもあるんです。
そういう場合は、少し立ち止まって、「相手と同じ方向を見て、相手と同じ方向に進む」ことを考えてみることも大切だったりします。
そうすることによって、相手もあなたに歩み寄ってくれることもあるかもしれません。
そして、あなたが1歩、歩み寄る。
そうすれば、相手が1歩、歩み寄る。
少しでいいんです。
そうすると、あなたと相手の距離が短まるんです
そして、それと同時に、未来が拓けるんです。
仕事や職場の人間関係だけでなく、他のことも同じです。
次に「自分らしく生きる」について考えていきます
向き合うのは、相手ではなく、自分自身なんです
あなたの人生にとってどうすることがベターなのか、自分自身に向き合ってみることも大切です。
- あなたの人生にとって仕事とは何なのか…
- あなたは仕事に何を求めるのか
- やりがい
- 生活の糧
- 出世
- あなたの人生にとって職場とは何なのか
- あなたの人生にとって職場の人間関係とはどうあるべきか
- あなたは職場の人間関係に何を求めるのか
・
・
・
そして、自分自身はどうするべきなのか…
全部、自分自身で決めることができるんです
そして、あなたが思う通りにできるんです。
この世の中は、「返報性の法則」と「引き寄せの法則」でできていますから、「思考と想いは現実化します」。
まず自分に向き合うことが、あなたに幸せを引き寄せる第一歩となります。
自分の願いや幸せに素直になることも大切です
人は生まれた瞬間から幸せになりたいと考えています。
だから、赤ちゃんは素直に泣くんです。
でも、大人になればなるほど、いろんなことを考えて、自分の願いや幸せに素直になれなくなっていきます。
それが生きるということでもあるのです。
しかし、そのことによって、自分自身が幸せになることをブロックしてしまうこともあるんです。
もちろん、それが社会に生きるということでもあるんです。
でも、仕事や職場の人間関係で悩んで苦しんでいるのであれば、それはあなたの願いでも幸せでもないはずです
あなたは、あなたの願いや幸せに対して、もっと素直になる必要があるんです。
もちろん、会社を辞めることをすすめているわけではありません。
- 少しだけ明るく笑顔で挨拶したり話してみる
- あなたのほうから相手に少し歩み寄ってみる
- 相手と同じ方向を見て、相手と同じ方向に進んでみる
「そんなことしても意味ないでしょ…」というブロックを外してみると世界が広がります。
自分らしく生きるために、相手のことも尊重することを忘れてはいけません
まさに、冒頭の「仕事や職場の人間関係」について記載したことと同じですよね。
自分らしく生きるということは決してわがままに生きることではありません
自分らしく生きるためには、相手のことも尊重しなければいけないんです。
相手にも、自分らしく生きる権利はありますから…
自分のことも、相手のことも、両方とも尊重することが自分らしく生きるということなんです。
相手のことを尊重することが自分らしく生きることにつながっているということをしっかり理解しておくことが大切です。
このことは、ある意味、引き寄せの法則の基本と言えるでしょう。
相手が認めてくれないのではなく、相手に認めさせるくらいになる
サッカーの本田選手が、なかなか日本代表に選ばれなくなった頃のインタービューでおっしゃった言葉を紹介します。
- 日本代表に選ばれないことは、ムカつくという感情が1番強い
- 俺を選べよって
- でも、選ばせるのは自分の力だから
- 自分自身に目を向ける
- いつでも敵は自分
- しっかりやるべきことをやって結果を出す
実は、私は本田選手が大好きで尊敬しているんです。
本田選手は、中学校から高校に上がる頃にも不遇を経験しています。
そして、ロシアで活躍した後、イタリアのチームに移籍する際も少し時間がかかったようです。
また、イタリアでも希望するポジションでの出場がなかなかできなかったようです。
そして、メキシコに活躍の場を移しています。
日本代表の監督とは少しサッカーのスタイルや考え方が異なっていたのかもしれません。
たとえその時はうまく行かなくても、活躍の場を変えながら、ストイックに自分自身に向き合い、しっかりやるべきことをやって結果を出すという気持ちで取り組んでいく姿勢は、本当にものすごいところがありますよね。
すっごくポジティブで、ストイックでありながら、柔軟にも考えることができることが、今の本田選手を作り上げてきたんだと思います。
なかなか同じように真似できませんが、参考にできるところがいっぱいあると思います。
どうしても職場の人間関係がうまくいかないなら、今の職場以外にあなたが活躍の場を求めるのもありかもしれません
自分に向き合った結果、今の職場に留まることが自分の幸せになるのか…
自分の幸せを最優先して考える。
このことが重要です。
これはわがままではありません。
自分の人生において、自分と1番長く付き合っていくのは、自分自身なんです
だから、自分自身が自分自身の1番の理解者になって、自分自身を愛し、自分自身を守っていかなければいけません。
だからこそ、自分の幸せにしっかり向き合っていかなければならないんです。