なぜ起業したいのか、起業の動機や目的を書き出してみよう
起業したい本当の理由、動機や目的がはっきりすれば、あなたの起業が成功する確率は飛躍的にアップします
- 起業したいと思うに至った出来事などの時系列的な経緯
- 自分自身の自己実現としての目的
- お客さんに対して提供したいこととしての目的
など、いろんな理由があります。
頭の中を真っ白にして、あなたがなぜ起業したいのか、あなたの起業の動機や目的を書き出してみよう。
「なぜなぜ分析」を応用して、あなたが起業したい本当の理由、本当の動機や目的を探っていきましょう
なぜなぜ分析は、「なぜ」を5回(3回程度でもOK)繰り返すことによって、トラブルの根本的な原因やカイゼンする必要がある根本的なポイントを発見するものです。
これを応用して、あなたが起業したい本当の理由、本当の動機や目的を探っていきましょう。
- なぜ起業したいと思ったのか?
- それはなぜなのか?
- それはなぜなのか?
- それはなぜなのか?
- それはなぜなのか?
必ずしも、なぜを5回続ける必要はありませんが、起業の動機についてできるだけ深く、根っこを探ってみることは非常に重要です。
このことによって本当の意味でのあなたの起業の動機や目的がはっきりしますので、起業が成功する確率は飛躍的にアップします。
途中で止まってしまった場合には、ふとした瞬間に、なぜ起業したいのか、本当の自分に出会えることもありますので、しばらく時間を空けてみるのもいいでしょう。
次に、あなたの起業を経営資源(ヒト、モノ、カネ)の視点からを考えてみましょう
経営資源(ヒト、モノ、カネ)を考えることによって、あなたの起業が具体的になり、夢の実現に向けてさらに加速します
一般的には、経営資源を考えるにあたっては、大切な順に、ヒト、モノ、カネの順番になっていますが、起業する場合には、カネ、モノ、ヒト(モノ、カネ、ヒト)の順番になることが多いかもしれません。
起業の動機や目的が起業の根っこになる部分に対して、経営資源(ヒト、モノ、カネ)は起業の幹や枝葉になる部分であると考えることができます。
では、あなたの起業を具体的にして、夢の実現に向けてさらに加速するために、経営資源(カネ、モノ、ヒト)について順番に見ていきましょう。
まず、カネ(起業資金、売上や経費など)の計算から始めていきましょう
起業するためにどれくらいの初期費用が必要なのかを計算してみましょう
これは日本政策金融公庫で借入をする際に用いられる事業計画書の一部です。
必要な資金 | 金額 | 調達の方法 | 金額 |
店舗、機械、備品、車両など (内訳) 店舗内外装工事 厨房機器 什器・備品類 保証金商品仕入、経費支払資金など (内訳) 仕入 広告費等諸経費支払 | 自己資金 親、兄弟、知人等からの借入 日本政策金融公庫からの借入 | ||
合計 | 合計 |
業種によって必要となるものが異なりますので、この様式にこだわる必要はありません。
これを参考にして、起業するにあたってどれくらいの費用がかかるのかをざっくりとでもいいですので計算しておきましょう。
事業の見通し(1か月間の売上や経費など)を計算してみましょう
これも日本政策金融公庫で借入をする際に用いられる事業計画書の一部です。
創業当初 | 軌道に乗った後 | 計算の根拠 | |
売上高 | |||
売上原価 (仕入高) | |||
人件費 | |||
家賃 | |||
支払利息 | |||
その他 | |||
合計 | |||
利益 |
事業の見通し(1か月間の売上や経費など)は、現実的で実現可能な見通しを立てることが非常に大切です。
あまりにも楽観的な見通しを立ててしまうと、起業した後に、こんなはずじゃなかった…ということになってしまいますのでご注意ください。
あなたが扱っているモノ(商品やサービス)について考えてみましょう
あなたの商品やサービスを買ったお客さんが何を得ることができるのかを簡潔に説明できれば、その商品やサービスは飛ぶように売れる
商品やサービスは起業後の売上と利益をもたらしますので、その商品やサービスが売れなければあなたの起業は失敗に終わります。
当たり前ですよね?
じゃあ、私があなたのお客さんとしてその商品やサービスについて説明してみてください。
できますか?
意外に難しいものですよね?
あなたの商品やサービスを説明するために次の順番で考えてみましょう
- まず、あなたが起業後に扱う1番の看板商品やサービスの特徴をいくつか挙げてみましょう
- そして、その商品やサービスの、競合相手と差別化できるポイントをいくつか挙げてみましょう
- その商品やサービスを買ってくれるお客さんの特徴をいくつか挙げてみましょう
- その商品やサービスが、そのお客さんに対して与えるベネフィット(その商品やサービスを買ったお客さんがどうなるのか)をいくつか挙げてみましょう
- 最後に、これらを要約して、お客さんに対して、あなたの商品やサービスを簡潔に説明してみましょう
どんなことでもいいので思いつくままにいくつか挙げてみましょう。
商品やサービスの差別化ができなければ、価格競争に巻き込まれて、泥沼に落ちてしまいます。
ターゲットとなるお客さんの特徴をできるだけ具体的に挙げてみましょう。
お客さんのベネフィットを考えると、あなたが起業する理由や目的と連動していることに気付くはずです。
あなたが起業後に扱う商品やサービスが魅力的であれば、あなたは、価格競争に巻き込まれることなく、あなたが考える売上と利益を上げることができるはずです。
ヒト(従業員)について考えてみましょう
小規模な形態で起業する場合には、まだそれほど深く考える必要はありませんが、必要な従業員の人数や雇用形態くらいは検討しておきましょう
大企業や中堅企業の場合には、社員の採用や教育は非常に重要な課題のひとつとなりますが、小規模な形態で起業する場合には、起業当初はまだそれほど深く考える必要はないのかもしれません。
なお、従業員の方が必要な場合には、必要な人数、雇用形態、必要な給料をしっかり把握しておきましょう。
集客方法について考えてみましょう
ターゲットとなるお客さんに、あなたの商品やサービスを広く効率的に知ってもらうことができればあなたの起業は間違いなく成功します
今、あなたは、どうやって自分の商品やサービスを知ってもらおうと考えていますか?
多くの場合、おそらく…
- ホームページ
- ブログ
- チラシ
ホームページ(ブログ)で売れる仕組みを構築できればあなたの起業は必ずうまく行きます
- ターゲットとなるお客さんが興味のある内容を発信する
- そのページがYahoo!やGoogleで上位表示する
- そのページを見たお客さんがあなたの商品やサービスを買ってくれます(今すぐ客)
- その時に買わなかったお客さん(そのうち客やお悩み客)に対しては、メルマガなどを通じて情報提供をしながら関係を継続していきます
という売れる仕組みが構築できれば、あなたの起業は必ずうまく行きます。
そして、ホームページ(ブログ)やメルマガとFacebookなどを連動させることによって、売れる仕組みの構築はさらに加速し、盤石な仕組みに成長していきます。