目標設定とは、目標達成するために行動を仕組化し、習慣化することなんです

あなたはどんな目標を持っていますか?

例えば、社会保険労務士になりたい(社会保険労務士試験に合格したい)

以下、「社会保険労務士になりたい」という目標を達成するために、目標の設定の方法について記載していきます。

あなたの目標に置き換えながら読んでいただければと思います。

真の目標を明確化する

あなたはなぜその目標を達成したいのですか?(目標を達成した場合にはあなたが得られるものは何ですか?)

例えば…
社会保険労務士になって(社会保険労務士試験に合格して)…

  • 独立、開業したい
  • お金を稼ぎたい
  • ある一定のステータスを得たい
  • 専門家として生きていきたい
  • ブラック企業を減らしたい
  • 労働者の味方になりたい
  • 経営者をサポートしたい
  • 社会に貢献したい
  •  ・
     ・
     ・

これらは、自分の人生の真の目標と言ってもいいかもしれません。

つまり、社会保険労務士になるという目標は、本当は、自分の人生の真の目標を達成するために必要となるものなんです

だから、社会保険労務士になりたいということなんです。

目標を達成するためには、自分の人生の真の目標を明確化することが必要です。

なぜ社会保険労務士になりたいのかという、「人生の真の目標」に気付くことによって、目標達成への距離はぐっと短くなります

  1. 社会保険労務士になりたい(目標設定)
      ↓
  2. なぜ社会保険労務士になりたいのか?(人生の目標の明確化)
      ↓
  3. そのためにどうするのか?(必要な行動の設定)

目標を達成するために必要な行動と時間を設定する

目標を達成するために何をすることが必要ですか?

例えば、社会保険労務士の試験に合格するという目標を達成するためには、多かれ少なかれ、勉強することが必要です。

すっごく単純な話ですが、勉強しなければ社会保険労務士の試験に合格することはできません。

目標はそんなに簡単に達成できるものではありませんので、目標を達成するためには、当然ながら、昨日までと同じことをやっていてはいけません。

何かを変えなければ目標を達成することはできません。

目標を達成するために、1日どれくらいの時間が必要ですか?

例えば、社会保険労務士の試験に合格するためには、一般的に、少なくとも800~1000時間の勉強が必要と言われています。

また、社会保険労務士に合格するために必要な受験回数は3回程度と言われているようですので、1回目の受験で合格するためには、少なくとも1000時間(できればそれ以上)は勉強する必要があるということです。

ダラダラやっていてはいつまで経っても目標を達成することはできません。

1回の受験で社会保険労務士の試験に合格するためには、今から試験日までの間、1日何時間くらい勉強しなければいけないのか計算してみるといいでしょう。

必要な勉強時間1000時間で、試験日まで○○か月だから…

  • 1か月〇時間
  • 1週間 〇〇時間
  • 1日   〇時間

少なくともこれくらいの勉強時間が必要となります。

他の目標でも同じですので、あなた自身の目標に置き換えて考えてみてください。

これだけの勉強時間を確保するためにどうすればいいですか?

社会保険労務士試験に合格するには、少なくとも1日○時間の勉強が必要だということがわかりました。

次は、この〇時間をどうやって確保するのか…という問題になります

そのために、自分の1日の行動を細分化して、勉強するための時間を確保します。

仮に、1日4時間の勉強をするためには…

  • 4時間を1回
  • 2時間を2回
  • 1時間を4回
  • 30分を8回
  • 15分を16回
になります。

これだけの時間を確保するためにどうすればいいのか…ということについて、毎日、毎週、毎月の行動を見直して、行動目標を設定していきます。

どの時間に、何を、どれくらいしますか?

さらに具体的に行動目標を設定するのであれば、どの時間に、何を、どれくらいするのか…を設定します。

1分の積み重ねが10分になり、10分の積み重ねが30分になり、1時間になります

そして、1時間の積み重ねが1日になり、1週間になり、1か月、1年になります。

何もしなくても時間は過ぎて行きます。

でも、その時間をどのように過ごすかによって、自分の未来を変えることができるのです。

行動の質と効率性を上げる

行動の質と効率性を上げるためには何が必要ですか?

時間は限られていますので、どうしてもその行動の質と効率性を上げる必要があります。

実際のところ、どのようにすれば行動の質と効率性を上げることができるのかというのは絶対的な正解を見つけにくいのですが、例えば、社会保険労務士の試験の場合には、資格予備校に通って、ポイントを絞ったうえで、それをほぼ完璧にするということも方法のひとつかもしれません。

費用はかかりますが、行動の質と効率性を上げることを考えると、決して無駄にはならないと思います。

目標達成の妨げになるものを排除する

必要な行動をすることの妨げになるものは何ですか?

目標達成の妨げになるものを予め把握しておき、対処方法を準備しておくことも重要です。

例えば、精神的な弱さ。

人間には、誰でも、多かれ少なかれ、弱いところがありますので、勉強しなければならないのに、ダラダラと過ごしてしまうこともあります。

実は、私は、行政書士であり、社会保険労務士でもあるんですが、こういうことにならないために、資格予備校に通っていました。

せっかくお金を支払ってまでして通ってるんですから、しっかり勉強しないともったいないという、逆の心理ですよね。

こういう逆の心理がけっこう大切なのかもしれません。

資格試験の勉強だけでなく、ダイエットやレッスンなども同じです。

目標を見える化する

例えば、社会保険労務士になりたい場合には、合格後の自分の姿を想像する

例えば…
  • どのあたりで事務所を借りたいですか?
  • その事務所はどれくらいの広さですか?
  • 具体的にどの事務所を借りますか?
  •  ・
     ・
     ・

インターネットで物件を調べて、建物の写真をプリントアウトしてもいいですし、建物の写真を携帯電話の待受画像にしてもいいでしょう。

または、例えば、将来、乗りたい高級車のパンフレットを取り寄せたり、その写真を携帯電話の待受画像にしてもいいでしょう。

もちろん、社会貢献的なことを見える化してもいいでしょう。

目標を見える化することによって、自分自身がやっていることは、ここにつながっているんだということをしっかり認識することができるようになりますので、目標達成がぐっと近付きます。

目標達成のカギは行動を習慣化すること

必要な行動を行動パターンに組み込むことができれば、目標を達成できたのと同じです

行動を習慣化する
例えば…

  • 朝、起きたら○○○○をする
  • 電車の待ち時間と移動中は○○○○をする
  • お昼は簡単に済ませて、○○○○をする
  • 夜、寝る前は○○○○をする
  •  ・
     ・
     ・

こうやって、自分の1日の行動を細分化して、時間を確保して、どの時間に、何を、どれくらいするのか…を設定します。

最初はその行動をするために多少の意識が必要ですが、その行動が習慣化されてしまうと、その後はスムーズにその行動ができるようになります。

大変なのはほんの最初だけです。

習慣化できれば、その後は定期的にPDCAを繰り返すことが大切です

たとえ、習慣化しても、どうしても行動目標の設定通りに進まないことが出てきます。

ここでもやはり時間と質や効率性を確認してみるといいでしょう。

  • 今のままの時間で目標が達成できるか
  • 今のままの行動の質や効率性で目標が達成できるか

毎日、毎週、毎月の行動が目標設定の通りに行われているのかを確認して、調整が必要な場合には微調整をしていくことが必要です。

必要な行動をすることの妨げになっているものがある場合にはそれを排除することも必要です。

また、がんばりすぎている場合には、心身ともに休憩が必要な場合もあります。

目標設定とは、ただ単に目標を設定することではありません

目標設定とは、目標を達成するために、行動を仕組化し、習慣化することなんです

  • 真の目的を明確にすること
  • そして、目標を達成するために必要な行動をすること
  • そして、目標が達成できるまでその行動を続けること

そうしなければ目標は決して達成できません。

目標達成のための方程式は「行動時間の確保×行動の質と効率性の向上×行動の継続→目標達成」

当たり前ですが、当たり前のことだからこそ大切なんです。