異業種交流会で成果を出すためにしなければならない2つのこと

大阪で異業種交流会に1か月間で5~6回くらい参加してみた感想を書いてみようと思いますので、異業種交流会にあまり参加したことがない方やこれから参加してみようとお考えの方は参考になさっていただければと思います。

異業種交流会には様々なタイプがあります

最初に1分程度の自己紹介をする異業種交流会

このタイプの異業種交流会は、エレベーターピッチといって、短い限られた時間内に伝えたいことをまとめるトレーニングになります。

その後に参加者の方々とお話をすることになりますので、その後に会話が膨らむような内容にしておくことが大切です。

1分間の自己紹介の場合には、だいたい300~350文字くらいになるように、ターゲット、商品やサービスの特徴、ベネフィットを意識して事前に準備をしておくといいでしょう。

まずは、文章にして、それを何度も言葉にして練習しておくといいと思います。

自己紹介をする機会は、異業種交流会だけでなく他にもありますので、これを機会に、時間やターゲットを想定して何パターンか自己紹介の内容を作って練習しておくといいでしょう。

異業種交流会はそのための良いトレーニングの場と考えてもいいかもしれません。

1対1で順番に話をしていく異業種交流会

このタイプの異業種交流会は、5~10分程度の時間で、相手の話を聴きながら自分の話をするというトレーニングになります。

これについても、その後に会話が膨らむような内容をまとめることが必要です。

自分の話もしなければ意味がありませんが、先に相手のお話をお聴きするほうがいいでしょう。

最初から最後まで自分の話しかしない相手の場合には、どちらにしてもその人とは一緒に仕事をすることはできません。

自分がそのような振る舞いをしてしまっては最悪です。

まずは相手の話をうまく引き出して傾聴するということが大切です。

最初に参加者リストをもらえる異業種交流会

私はこのタイプの異業種交流会はありがたいと思っています。

たった1行程度かもしれませんが、そのリストを見ながら自己紹介を聴くことによってより理解が深まるということは少なからずメリットがあります。

しかも、そこに補足情報をメモすることもできますので、異業種交流会後に事務所に戻って情報を整理するためにも非常に役に立ちます。

これは「最初に参加者リストをもらえる」+「1分間の自己紹介がある異業種交流会」というタイプが多いように思います。

ただ単に部屋の中に15人程度が集まってランダムに話をするという異業種交流会

誤解を恐れずに言うと、「ただ単に人が集まる場所を提供」しているだけという異業種交流会だと考えることもできるでしょう。

好みの問題ではありますが、他の人とお話をさせていただくタイミングがわからないので、私はこのタイプの異業種交流会が苦手です。

いろんな異業種交流会に参加してみた結果、私はこのタイプの異業種交流会にはあまり参加しないようになっています。

異業種交流会にはデメリットもあります

保険営業の方、クレジットカードの営業の方のお名刺がいっぱい集まります

私の経験ではこの方々が3分に1程度になることもありました。

参加者の中には保険営業などの方を嫌がる方もいらっしゃいますが、私はそうではないこともあると考えています。

保険営業の方とは、うまく関係を構築できれば情報交換など一緒にお仕事をさせていただくことも十分に可能ですので、そう言う意味では、デメリットではなく、メリットだと考えることもできるでしょう。

いずれにしても、自分自身が相手としっかり関係性を構築することができるかどうか…ということを最初に考えなければいけないということは言えるでしょう。

朝活など、会員制の異業種交流会に誘われることがあります

これは善い善くないの問題ではなく、「自分自身に合うかどうか」「ご縁があるかどうか」「タイミングが合うかどうか」…ということなのかもしれませんね。

私は、自分自身のタイミングとマッチしていないように感じていましたので、その時は、会員制の異業種交流会への入会はお断りさせていただいたのですが、とてもありがたいお話でした。

タイミングが合えばぜひ参加させていただきたいと考えています。

同業者の方に出会うことがあります

同業者の方とのつながりは非常に大切ですので、これはデメリットではありません。

私の経験では同業者の方(私の場合には行政書士や社会保険労務士)にはほとんどお会いしませんが、お会いできた場合には情報交換の場としていろいろお話をさせていただければありがたいですよね。

もちろん、お仕事につながることもあると思いますので、業種によっても異なるかもしれませんが、デメリットではなく、メリットのほうが多いかもしれません。

私にとってはメリットになると考えています。

異業種交流会で、今すぐに仕事につながることは少ない

例えば、テレアポや飛び込み営業はどうでしょうか…

テレアポや飛び込み営業の場合には、やみくもに電話をしたりしているわけではなく、ある程度、ターゲットを絞ったリストに対して電話をしたりしています。

その中で反応率は何%くらいあるでしょうか?

どれくらいの確率で話を聴いてもらえるでしょうか?

その日の異業種交流会に参加なさる方がどういう方なのかの予想もできない、つまりターゲットをほとんど絞れていない状ですので、そう考えると、いくつかの異業種交流会に参加して数十人の方と出会ったとしてどれくらい反応が出るでしょうか?

そういう考え方もできるかもしれません。

業種や交流会によって異なるとも思われますが、異業種交流会で出会ってすぐに仕事につながることを期待するよりも、あくまでも「きっかけ」を創るところという認識にしておかなければいけません。

そもそも論… そもそも、自分を含めて、異業種交流会に参加している方々は何のために参加しているのでしょうか?

費用と時間を使ってわざわざ異業種交流会に参加する理由は何なのか…

もちろん、ただ単に異業種の方々と交流したいということもあるかもしれませんが、やはり、参加者の多くは、多かれ少なかれ、自分の仕事につなげたいということはあると思います。

ほとんどの方は、仕事を発注したいのではなく、「仕事を受注したい」、つまり、「売上を上げるため」に異業種交流会に参加しているということです。

当然ながら、自分のために参加しているということです。

つまりは、そういうことなんです。

当然と言えば当然ですが、このことは非常に重要なことですので、このことを頭の中から外すことはできません。

相手のために何ができるのかを考えることが非常に重要です

極論すれば、参加者の方々は、自分にメリットがあることにしか興味がないということです。

異業種交流会に参加しているということはそういうことなんだということをしっかり理解して、だからこそ、「じゃあ、自分ならその場でどう振る舞うのか」ということが大切になってくるということです。

つまり

  • その人の参加目的は何なのか
  • そして、自分はその人のために何ができるのか

をしっかり考えることが重要になってきます。

異業種交流会に参加する意味はあるのか…

異業種交流会で出会った方々もすべてお客様(見込み客)です
お客様(見込み客)は4つのカテゴリーにわかれます

  • 今すぐ客
  • お悩み客
  • そのうち客
  • まだまだ客

例えば、「今すぐ客」になりやすいのはインターネット経由などのピンポイントの問い合わせ、または、たまたまそういうお客様に出会っただけかもしれません。

異業種交流会に参加なさっている方は、ほとんどの場合、「まだまだ客」またはその下のカテゴリーがあればそのカテゴリーに該当するかもしれません

だからこそ、異業種交流会の後の関係構築が非常に大切です
私自身もしっかりフォローできていないことを反省していますが…
  • facebook
  • ハガキ
  • メルマガ
などで関係を構築していく仕組みが必要となります。

facebookによる関係構築

異業種交流会で名刺交換をした方からその日か次の日にはfacebookの友達申請が来ることはけっこう多いです。

もちろん、そういう方はfacebookの投稿も頻繁になさっています。

相当の努力が必要だと思います。

facebookによる関係構築の仕組みを構築するためには、1週間に3回程度の「定期的な投稿」と「投稿内容のクオリティ」を維持しながら、中長期的に継続することが非常に大切です。

一方で、facebookによる関係構築って…とお考えの方もいらっしゃると思います

私も、ただめんどくさいだけだと考えていました。

でも、実際にはfacebookを活用した関係構築によってお仕事をしている方もたくさんいらっしゃるのも事実です。

「なぜ異業種交流会に参加するのか」、そして「なぜfacebookの友達申請をするのか」というところをもう1度しっかり考えなければいけません。

ハガキによる関係構築

異業種交流会で名刺交換をした方から1週間程度でハガキをお送りいただくことがあります。

しかも、手書きのハガキの場合も多いです。

もしかすると、facebookなどのSNSを使った関係構築が難しい業種なのかもしれません。

ハガキによる関係構築の場合には、facebookやメルマガと異なり、その後の関係構築のためには少し弱いというところもありますので、関係構築のためにはその後に継続的にフォローする仕組みが必要になると考えるほうがいいかもしれません。

少なくとも、年賀状や暑中見舞いのハガキの送付や、その間の定期的なフォローによって関係を継続していく必要があるということは言えると思われます。

メルマガによる関係構築

事務所通信のようなものをお送りいただいたことはありますが、メルマガは今のところありません。

今はfacebookのほうが多いのかもしれません。

メルマガは、少し古いとお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、メルマガは、facebookと同じで、その後の関係構築のために非常に重要です。

関係構築のためにはfacebookやメルマガなどは欠かすことができないマーケティングツールと言えるでしょう。

「異業種交流会に参加する目的の明確化」と「参加後の行動をパターン化」して、それに従った行動をすることが非常に大切です

私の経験では

  • 名刺交換をして少しお話をさせていただいただけにもかかわらず、手書きのハガキをいただいた
  • LINEを交換させていただき、その日のうちに次にお会いする予定をセッティングしていただいた
  • その日のうちにfacebookの友達申請をしていただいた

ことが何度かあります。

こういう方は、「異業種交流会に参加する目的」と「参加後の行動のパターン化」がしっかりされていてそれに従って行動なさっています

というより、しっかりとした目的があり、そのために異業種交流会に参加なさっているということですよね。

異業種交流会に参加する意味を見出すことができるかどうかは、その人の考え方やその後の行動によって異なるということであり、その人次第だということです。

異業種交流会に参加する目的をしっかり持つこと、そして、参加後の行動をパターン化して、それに従った行動をすることが非常に大切です。

以上、異業種交流会について記載させていただきました

あなたも、最初は、例えば「異業種交流会 大阪」など、自分の地域で検索して、いろんな異業種交流会に参加してみて、その中で自分に合った異業種交流会に参加してみるといいかもしれません。