コンプレックスは健全なもの
心理学者として有名なアドラーは 「コンプレックスそのものは健全なもの」 と述べています
だから、学歴に対してコンプレックスを感じても、そのことをマイナスだと感じる必要はありません。
そもそも、コンプレックスを感じるのは健全なんですから…
では、なぜ学歴に対してコンプレックスを感じてしまうのでしょうか…
- 周りの環境が自分よりも高学歴の人が多い
- 役職に就きにくい、給料が上がりにくいという現実に直面している
- 自分の実力がしっかり発揮できない
- 自分の実力を正当に評価されない
- その他
ということが考えられるのではないでしょうか…
学歴コンプレックスを創り出しているのは自分自身なんです
そもそも、同じ事実でも人によって感じ方は異なります
例えば、同じ温度でも暑いと感じるのか、寒いと感じるのかは、人によって異なります。
そして、同じ人であっても、同じ温度でも、その人の置かれている状況によっても感じ方が異なります。
コンプレックスというのは、その事実に対して、どう感じるのかという、感じ方の問題なんです
そして、どう感じるのかというのは、その人の問題なんです。
つまり、コンプレックスを創り出しているのは自分自身なんです。
- 事実
- 事実に対する自分の感じ方
の本質をしっかり見つめ直すことが必要です。
そして、ポジティブにコンプレックスから逃れる方法を模索し、見つけ出した方法を実践することが必要です
つまり、事実を事実として受け入れ、その上で何ができるのか…ということを模索し、それを実践することが幸せを引き寄せます。
コンプレックスを創り出しているのは自分自身であると同時に、自分の人生を創るのは自分自身なんですから…
事実を事実として受け入れ、その上で何ができるのか対して思考や想いをフォーカスすることによって、自分自身が幸せを引き寄せます
だから、学歴コンプレックスをたびたび感じていると、学歴コンプレックスを持った自分に留まり続けてしまいます。
そして、何か不都合なことが起きると、実際はそうではないにもかかわらず、本当の事実や原因から目をそらして、学歴のせいにしてしまう可能性すらあり得るのです。
もちろん、学歴コンプレックスに留まることをあなたが望むのであれば、そのことに思考や想いをフォーカスしたままでいいでしょう。
でも、それは決して好ましい状態であるとは言えません。
思考や想いを変えよう
学歴によって生じるさまざまな事実(例えば、役職に就きにくい、給料が上がりにくいなど)を受け入れ、その環境の中で自分に何ができるのかに対して思考や想いをフォーカスすることによって、自分自身が幸せを引き寄せます。
- ある事実のネガティブな側面に対して思考や想いをフォーカスして、そこに留まるのか
- ある事実をただの事実としてそのまま受け入れ、その上で自分自身が何ができるのか対して思考や想いをフォーカスして、1歩踏み出すのか
ということなんです。
そして、それを決めるのは自分自身、あなた自身なんです。
- あなたにとって上記の2つのどちらがラクですか?
- どちらがあなたに幸せをもたらしますか?
- どちらを現実化したいですか?
自分の気持ちがラクになることや気持ちが軽くなることがあるなら、そのことに対して、思考や想いをフォーカスすればいいんです
現実化したいことがあるなら、そのことに対して、自分の思考や想いをフォーカスすればいいんです。
たったそれだけのことなんです。
しかも、すべて自分自身で、今すぐできることなんです。
何も躊躇する必要はありません。
今の環境を変えてみることが幸せを引き寄せるきっかけになる
今の環境を変えることを検討する
自分の思考や想いを変えることは自分自身でできることですので簡単です。
しかし、周りの人たちの思考や想いを変えることや、システムそのものを変えることは、自分自身ではできません。
そもそも、自分以外を変えることはできない、またはすごく難しいことなんです。
例えば…
- 技術職など、学歴があまり関係のない仕事ができないかどうか
- 歩合の比率が高い仕事をして、学歴が関係ないくらい稼ぐことができないかどうか
- 学歴コンプレックスを感じないような環境に変えることができないかどうか
自分自身を愛し、自分自身を守ることが、相手や他の人も幸せにする
人生において、自分自身と1番長く付き合っていくのは自分自身に他なりません
今の現状に多少の不満を感じたり、今よりもさらなる幸せを求めたりするのは当然としても、一方で、今の現状に満足することも大切なんです。
自分自身の思考や想いが自分自身を苦しめてはいけません。
もっともっと自分をラクにしてあげればいいんです。
そして、ラクにしてあげたうえで、今より少しだけ幸せになるほうへ進んでいけばいいんです。
あえて、自分からネガティブに学歴コンプレックスに留まる必要はありません。
自分自身を愛し、自分自身を守るにはどうすればいいのかということに対して、思考や想いをフォーカスしていきましょう。
そのことが自分自身を愛し、自分自身を守ることになるのです。
自分自身を愛し、自分自身を守る
人生は、他者との複雑な関係性の中ではありますが、ほとんどすべてを自分自身が創っていくものなんです。
複雑な自分の気持ちの中で、自分自身が創っていくものなんです。
「どうすれば、どう考えれば、自分が少しでもラクになったり幸せを感じたりすることができるのか」、たったそれだけのことなんです。
こう書くと、相手や他の人のことはどうでもいいのかと言う人もいるでしょう。
もちろん、自分の周りの人を含めて、すべての人が幸せにならなければ自分も幸せになることはありません。
そのためには、相手や他の人に対する最も深い理解が必要です。
その通りですよね。
でも、そのためには、まずは自分自身が少しでもラクになったり幸せを感じたりすることが必要なんです。
自分自身を愛し、自分自身を守ることが、相手や他の人も幸せにすることにつながるのです。
思考や想い、外部環境を変えるのに遅いも早いもありません
もう遅いというのは言い訳に過ぎません。
もう遅いという思考や想いは、もう遅いという現実を創り出します。
つまり、もう遅いということにしているのは自分自身だということです。
これからの時代は70歳前後までは働かなければならないようになります。
大学を卒業して50年くらい働くとして、40歳前後はまだまだ人生の中間点に過ぎません。
でも、だからこそ、中間点だからこそ、さまざまな悩みも出てきます。
40歳前後というのはそういう時期なのかもしれません。
この後の人生もこのままでいいのか、もう1度、考え直してみるのも悪くはありません
もしあなたが30歳前後であればなおさらです。
自分の人生を自分で創ることができるからこそ、誰もあなたの人生を創ることができません
思考や想いも、外部環境も、すべて自分が変えることができるし、人生も自分で創ることができます。
でも、自分で創ることができるからこそ、誰もあなたの人生を創ることができません。
だから、自分自身で1歩踏み出すしか方法はありません。