きっと、あなたはすごく良い上司なんだと思います
あなたは、おそらく「部下の指導」に関係するキーワードで検索していただいてこのページを見ていただいているか、このホームページの他のページからリンクをたどって見ていただいていると思います。
「部下の指導」に関係するキーワードを検索してくれる上司でしょ?
そういう上司であれば、部下の方は幸せですよ。
だって、良くも悪くも、少なくとも部下である自分たちのことを考えてくれているわけですから、部下の方は幸せです。
以下、部下の指導について、いろいろ書いていますので、読んでいただけると嬉しいです。
部下って、英語では「Staff」もしくは「Team member」と訳すらしいです
「部下」という言葉に違和感を持ったので、英語ではどう言うんだろうと思って調べてみると、部下って、英語では「Staff」もしくは「Team member」と訳すことが多いそうです。
もちろん、欧米でも、どうしようもない上司がいっぱいいるとは思いますが、上とか下とか、そういう認識ではなく、仲間のような認識に近いのかもしれませんね。
そう考えると、やはり、「俺の言うことが聞けないのか!いいからやれよ!」と言って、上司から部下に押し付けるのではなく、部下の話をよく聴いて、部下の考えや提案を尊重することが大切です。
だって、仲間なんですから…
そういうふうに考え方を変えるほうがいいんです。
家での亭主関白も、会社での上司関白も、もう時代遅れです
- 何回言ったらわかるんだよ?
- なんで、そんなこともわかんないんだよ?
- そんなこともできないのかよ?
- 何度言ったらできるんだよ?
- ちゃんと話、聞いてんのかよ?
- そんなこと常識だろ?
言葉にする前に、ちゃんと自問自答してみてください
- 「何回言ったらわかるんだよ?」じゃなくて、「ちゃんとわかるように説明したの?」
- 「なんで、そんなこともわかんないんだよ?」じゃなくて、「ちゃんとわかるように説明したの?」
- 「そんなこともできないのかよ?」じゃなくて、「ちゃんとできるように教えたの?」
- 「何度言ったらできるんだよ?」じゃなくて、「ちゃんとできるように言ったの?」
- 「ちゃんと話、聞いてんのかよ?」じゃなくて、「逆に、ちゃんと話を聴いてんの?」
- 「そんなこと常識だろ?」じゃなくて、「そもそも、常識って何なの?」
部下の指導がうまく行かないのは、部下ではなく、上司である自分自身に原因があるんじゃないか…というところから始めてみると、状況が少しずつ変わってくることもあるかもしれません。
まずは、あなた自身が考え方を変えて、そしてそれを実践することから始めてみましょう
あなたにとって重要なことは、メンバーみんなが仕事ができるようにして、チームが強くなるように、あなた自身が導くことなんです
指導ではなく、導くことなんですよね。
だって、柔道の試合でも、「指導」ってペナルティですよね。
つまりは、チームのまとめ役として、みんながうまく行くようにすることなんですよね。
あなた自身が考え方を変えて実践するだけです。
簡単です。
近江商人の「三方よし」っていうのがあります
すごく有名ですので、ご存知の方も多いと思います。
これは「売り手よし、買い手よし、世間よし」っていうことなんですが、これを「会社の三方よし」として「リーダーよし、メンバーよし、チームよし」というふうに考えるといいんです。
そうすると、会社もよくなるんです。
「リーダーよし、メンバーよし、チームよし、そして、会社よし」なんです。
そして、そういうチームや会社は「売り手よし、買い手よし、世間よし」になるんですよね。
とにかく、みんなが幸せなんです。
そうなると、上司であるあなたも、部下であるメンバーも、給料が上がり、出世もできるんです
世の中の仕組みは簡単なんです。
少しだけ考え方を変えて、それを実行すること。
たったそれだけです。
「大一大万大吉(だいいち だいまん だいきち)」っていうのもありますよ
これは「ひとりがみんなのことを、みんながひとりのことを考えて行動すれば、みんなが幸せになるんだよ」という意味だそうです。
これも「会社の大一大万大吉」と名付けましょう。
みんなで協力し合って、目標に向かってがんばるんです。
また、チーム内や会社内でミスがあったり何か困ったが起きた場合には、みんなで協力して対応するんです。
そうすると、チーム内に、「会社の大一大万大吉」の「芽」が生えてきて、それが育っていくんです。
そうすると、それはチームのためにも会社のためにもなるんです。
そして、それはお客さんのためにもなるんです。
そうなると、あなたにもう少し大きなチームを任せてみようかというふうになるんです
そして、今まであなたがいた役職に部下であるメンバーが就いたりして、メンバーみんなが出世していくんです。
少しだけ考え方を変えて、それを実行すること。
たったそれだけです。
部下を変えるんじゃなくて、「まずは、上司である自分自身が変わる」ことが大切なんです
部下の指導は、お互いの人間関係の上に成り立ちます
だって、嫌なヤツの言うことなんか素直に聴けないんですよ。
みんなそんなに人間ができていいるわけじゃないから、あなた自身が人間ができている人間になる必要があるんです。
それだけでいいです。
だって、他のみんなは嫌な上司ばかりなんだから…
- 少なくとも、メンバーのストレスにならないこと
- いつも笑顔でいること
- メンバーに愛情を持つこと
- チームに愛情を持つこと
- 会社に愛情を持つこと
- 「会社の三方よし」や「会社の大一大万大吉」をあなたが実践していくこと(種をまくこと)
- 少しずつ広げていくこと(芽を育てること)
あなた自身が考え方を変えて、それを実践してみること、そして、それを続けることがとても大切です。
リーダーがメンバーの話を聴き、メンバーの意見や考えを尊重するようにしよう
そうすることによって、部下はあなたにいろんなことを話してくれて、「どんなことで行き詰っているのか」「どんなことで悩んでいるのか」などの情報が集まります。
本当は、そうなるとあなたもラクなんです。
- メンバーの話をゆっくり聴くこと
- 考えや意見を理解して尊重するすること
- すぐに否定したり反対したりしないこと
そうすると、的確なタイミングで、的確な助言をすることができるようになるんです。
そして、今まで自分の話を聴いてもらっていた部下は、上司であるあなたの助言を受け入れやすくなるんです。
部下の指導って、実はすごく簡単なことなんです。
リーダがメンバーの話をゆっくり聴くこと。
もしかすると、たったそれだけのことでずいぶん状況が変わるかもしれません。
1日か2日のセミナーに参加して小手先だけのテクニックを勉強しでどうにかなるものではありません
そもそもそんなに簡単なことでどうにかなるんだったら、そもそも、そんなセミナーもいらないわけで…
そのセミナーに参加したからと言って何が変わるわけでもありません。
今日から「自分自身が変わる」んだという覚悟と、それを毎日続けることなんです。
プロ野球選手でも、プロになった後でも練習してるんですから、あなたも、毎日、上司の練習やリーダーの練習をする必要があるんです。
小手先だけのテクニックで何かが大きく変わるような魔法はありません。
「人生は演劇である」という言葉がありますが、まさにその通りかもしれません
本当の「理想の上司」になり切れるまで、「理想の上司」を演じるんです
小手先だけじゃなく「すべてを演じる」んです。
こういうことを書くと、嫌なヤツだと思われるかもしれません。
でも、演じるんです。
不思議なことに、演じているうちに、その役になりきってしまっていることも多いんです。
そうなると、体に染み付いていって、いつの間にか「理想の上司」を演じる必要がなくなっていくはずです。
それが社会で生きるということなんです。
「演じる」っていう言葉が嫌なら、「練習する」という言葉に変えましょう
まず、「理想の上司像」を思い描いてみましょう。
ファッションも髪型も言動も、リアルにね。
そして、それになり切る練習をするんです。
少しずつステップを作って、少しずつ「理想の上司」に近付いていきましょう。
まずは、あなた自身が変わること。
部下を指導することとは、あなた自身が、部下を指導できるような上司になること。
たったそれだけのことなんです。
実はすごく簡単なんです。