幸せになる方法を探しているあなたへ…あなたの幸せって何ですか?

人生の福境禍区は、皆、念想より造成す

これは、中国古典「菜根譚」にある言葉で、「人生における幸不幸はすべて心が作り出しているものなんですよ。」という意味です。

  • 「幸せ」とか「幸せじゃない」とかは、あなた自身がそう思っているだけなのかもしれません
  • 「他の人が幸せそうに見える」のは、あなたがそう思っているだけなのかもしれません

同じものを見たり、同じことが起きたりした場合に、それぞれ、人によって感じ方が異なるように、「幸せ」とか「幸せじゃない」とかについても感じ方が異なります

当然だというと当然ですが、同じことでも幸せだと感じる人と、幸せだと感じない人がいるということです。

また、同じ人でも、同じものを見たり、同じことが起きたりした場合でも、そのタイミングによって感じ方が異なります。

それらは、すべてその人の心が作り出しているものなんです。

起きたことから何を感じ、何を得るのかということが非常に大切です。

つまり、幸せになる方法は、「幸せを感じることができる心の状態にしていくことなんですよ」ということですね。

子生まれて母危く、鏹積んで盗窺う。何の喜びか憂いに非ざらん。貧は以て用を節すべく、病は以て身を保つべし。何の憂いか喜びに非ざらん。故に達人は当に順逆一視して欣戚両つながら忘るべし。

これも中国古典「菜根譚」にある言葉で、「幸せの中にも心配があり、心配の中にも幸せがあるので、ある出来事に一喜一憂しないように。」という意味です。

  • 子供生まれる時は母は命の危険にさらされる
  • お金を持っていると盗まれるのではないかと心配になる
  • 貧しければ節約するようになる
  • 病気をすれば体をいたわるようになる

幸せだと思っていることにも心配もあり、心配だと思っていることにも幸せなこともある

「幸せ」と「幸せじゃない」の境目ははっきりしているものではなく、どちらが表でどちらが裏なのかもわからない、まさに表裏一体であるということなんですよね。

  • 自分自身が表だと思っていることも、実際は裏であるかもしれません
  • 自分自身が幸せでないと思っていることであっても、本当は幸せなことなのかもしれません

そもそも、表も裏もなく、幸も不幸もないのです。

まさに、「人生における幸不幸はすべて心が作り出しているものなんですよ。」ということなんですよね。

つまり、幸せになる方法は、「物事を多角的に正しく見る心の余裕を持って、何事にも一喜一憂しないことなんですよ。」ということですね。

福は徼むべからず。喜神を養いて、以って福を召くの本と為さんのみ。禍は避くべからず。殺機を去きて禍を遠ざくるの方と為さんのみ。

これも中国古典「菜根譚」にある言葉で、「どんなことでも喜んだり楽しんだりすることが幸せを招くんですよ。」という意味です。

  • 幸せは求めるものではなく、どんなことでも喜んだり楽しんだりすることが幸せを招く
  • 災難は避けるものではなく、イライラしたり心配したりしすぎないことが災難を遠ざける

幸せになる方法は、どんなことでも喜んだり楽しんだりすることや、イライラしたり心配しすぎたりしない、心に余裕がある状態にすることなんです

社会との関係や人間関係において、幸せを感じるのも、災難(幸せではない)を感じるのも、その人の心持ち次第なんです。

幸せを招き、災難を遠ざけるような心持ちでいるように心掛けることが大切です。

つまり、幸せを招くのも禍いを招くのも、社会や他人ではなく、自分自身に他ならないということです。

幸せになる唯一の方法は「小さな幸せ」「小さな喜び」を大切にすること

日々の生活の中にあるちょっとした喜びや幸せに気付くことができる心の余裕を持つ

人生は幸せに満ちあふれています。

「人生においてどれだけ多くの幸せを見つけることができるか」が幸せになる方法なんです

でも、人間は欲が深いので…

  • 幸せ
  • 感謝すべきこと
  • 大切なもの

には気付きにくい。

そして、「もっと」「もっと」と求めてしまう。

だからこそ、今在る幸せや喜びに気付くことによって人生は明るく喜びに満ちたものに変わります。

相手の善いところに気付くことができる心の余裕を持つ

心理学者のアドラーは「人間の悩みはすべて人間関係の悩みである」と言っているそうです。

それくらい人間関係は難しいものです。

でも、「多くの幸せも人間関係の中にある」のも事実です。

そもそも、人間関係とはそういうものなんです。

人生において、幸せの中にも心配があり、心配の中にも幸せがあることと同じで、人にも善いところと善くないところがあります

どちらかしかない人生も、どちらかしかない人もいません。

人生においてちょっとした喜びや幸せに気付くことができる心の余裕を持つことと同じで、相手に対してもちょっとした善いとことに気付くことができる心の余裕を持つことが大切です。

つまり、人生における多くのことは心の持ち様によってどうにでも変わるということです。

そして、心の持ち様もどうにでも変わるということです。

「自分は自分、相手は相手」だということを受け入れることによって心が軽くなることもあります

「なぜ私のことを理解してくれないの?」と思うことがあるかもしれません。

でも、このことは、相手に対して、自分のことを理解してもらうことを求めていることに他なりません。

そもそも、自分と相手はまったく異なります

同じなわけがありません。

すべてのことが自分と一致する人がいるはずがありません。

そういう場合には、相手に対して、心の広さや余裕を求めるのではなく、自分の心を広くして、「自分は自分、相手は相手」だと受け入れることによって心が軽くなることもあります。

幸せになるには、そういう心の余裕が大切です。

幸せとは自分で引き寄せるものなんです

人生は幸せに満ちあふれています。

つまり、幸せになるチャンスが毎日何度も訪れます。

「私には幸せになるチャンスなんてまったくありません」とおっしゃる方がいるかもしれれません。

おそらく、それは、それに気付くか気付かないかの違いしかないのかもしれません。

幸せは目の前にあるのです。

でも、幸せは自分で引き寄せるものですので、決して幸せのほうからはやって来てくれません。

誰かに幸せを与えることができる人が誰かから幸せを与えられるようになっています

つまり、幸せになる方法は、誰かに幸せにすることなんです。

これは人生の原理原則です。

ちょっとしたことでいいんです。

  • 笑顔で明るく挨拶する
  • 電車で席を譲る
  • 先に通してあげる

幸せになる方法は、ちょっとしたことを続けることなんです

そうすれば、あなたの周りに笑顔が増え始めて、あなた自身も必ず幸せになっていくはずです。