「月が綺麗ですね」とは小説家として有名な夏目漱石が英語の教師をしているときに生まれた言葉だと言われています
「月が綺麗ですね」とは、ある生徒が「I love you」という英語を「我、君を愛す」と訳したことに対して、夏目漱石が「日本人はそんなことは言わない。月が綺麗ですねというくらいでいいんじゃないか。」と言ったことが由来だとされています。
まぁ、おそらく授業の中での雑談や余談だと思いますが…
「月が綺麗ですね」っていいですよね
夏目漱石が「月が綺麗ですね」と言ったとされる時代は、当然ながら、携帯電話もメールもない時代ですので、「月が綺麗ですね」という言葉を異性に伝えることができるのは、月が出ている時間に一緒にいるということなんですよね。
もちろん、手紙でも「月が綺麗ですね」と書くことはできるでしょうが、「月が綺麗ですね」は一緒にいる時のほうがしっくり来ますよね。
月明かりの下、会話が途切れつつも、2人の男女が川沿いを歩きながら「月が綺麗ですね」と言葉を交わす。
「君と一緒にいると、いつも見ている月も、より一層綺麗に見える」ということでしょうか…
情緒がありますね。
「月が綺麗ですね」の返しとして「死んでもいいわ」というのがあるそうですが、少々、過激ですよね
「死んでもいいわ」とは、小説家である二葉亭四迷が、ロシア文学を訳すときに、腕にキスして抱き寄せるというロマンチックなシーンの「あなたに委ねます」という言葉を「死んでもいいわ」と訳したことに由来します。
同じような感性を持った異性と同じ時間を穏やかに過ごすのがいい
月明かりの下、川沿いを歩きながら「月が綺麗ですね」と言ってみる。
すると、相手から「ずっと見ていたいですね」と返してくれる。
同じような感性を持った異性と同じ時間を穏やかに過ごす。
それが大切なんだと。
そう思います。