「やる気が出ない」「やる気が起きない」というのは決して悪いことではありません
つまり、あなたは目の前にある「やらなければならない」ことがしっかりわかっているということです。
このことが重要です。
だから、誰からも自分でも自分を責める必要はまったくありません。
でも…
- 「怒られるのが嫌だから…」とか、心のどこかで「やらされている感」がありませんか?
- または、心のどこかで「こんなことをしても意味がない」と思っていませんか?
では、なぜこういうことが起きてしまうのでしょうか…?
「やる気が出ない」「やる気が起きない」本当の理由はもっと根本的なところにあるんです
自分自身の5年後10年後20年後の将来設計(将来的なモノの見方・見通し)ができていない
つまり、5年後10年後20年後にどのような人(地位・収入・家族・健康)になっていたいかという人生の目標が描けていないのかもしれません。
将来的な目標を設定しなければ、現在的な(1年単位、月単位、週単位の)目標も設定することもできず、日々の行動もあいまいになってしまいます。
将来的な目標を設定することは「自分の行動基準を設定する」という意味において非常に重要です
目先の行動について、それが自分の人生についてどういう意味や目的があるのかわからなければ、「やる気が出ない」「やる気が起きない」のも当然です。
何度も繰り返しますが、「やる気が出ない」「やる気が起きない」のは、あなたの意志の強さや弱さの問題ではありません。
将来設計を「現在」に落とし込めていない
つまり…
- そのために、1年後にはどうなっていなければならないのか
- 半年後にはどうなっていなければならないのか
- そして、そのために、毎月どうしなければいけないのか
- 1週間何をしなければいけないのか
- 毎日何をして、何を続けなければいけないのか
を整理できていないのです。
「現在と将来のつながり」を理解できていない
つまり、「自分の未来を創るのは今の自分」だということを理解できていないのです。
「過去」「現在」「未来」は決してバラバラではなく、つながっています。
でも、「過去」と「未来」は直接的にはつながっていません。
その間には「現在」があります。
そして、良くも悪くも、「今の自分が未来を創る」のです。
もっと言うと、「今、そして今後の自分の行動が自分の未来を創る」のです。
結局のところ、最も重要なことは、「自主的に主体性を持って行動できるかどうか」ということなんです
自分の未来を創るのは今の「自分」。他人ではない。
たとえ、誰かに頼まれたことであっても、あまり好まない仕事であっても、嫌々行うのではなく、あくまでも自主的に主体的に行うことが必要です。
決して「他人」の人生を歩んではいけません。
「目標の向こう側にある目標」、そして、その向こうにあるものを目指して自主的に主体性を持って行動しよう
現在の小さな行動は必ず将来につながっています。
そして、もっと先の将来につながっています。
だから、自主的に主体性を持って行動しなければならないのです。
「自分の未来を創るのは今の自分」ということを考えると、「やる気が出ない」「やる気が起きない」ということはなくなります。
それでも「やる気が出ない」「やる気が起きない」という場合にはどうすればいいのか…
自分の将来にとって必要がないということであれば断ればいいし、仕事も辞めればいい
目先のことがどうしてもあなたの将来につながらないと思うのであれば断ればいいし、仕事も辞めればいいでしょう。
あくまでも、自主的で主体的な判断として。
「断ればいい」「仕事も辞めればいい」と簡単にいうけど、「今後の人間関係を考えると断れない」「家族のことを考えると辞れるはずがない」ということもあるでしょう。
そうであれば、「断らなければいい」「辞めなければいい」んです。
自分の今後の人間関係や家族のことという将来設計を考えれば、断るべきではないし、辞めるべきではないということであれば、それは自分の自主的で主体性を持った判断なのです。
では、自分の将来にとって必要だけど「やる気が出ない」「やる気が起きない」という場合にはどうすればいいのか…
一部の天才を除き、モチベーションを保ったり、心身のバランスを保ったりすることは非常に難しい
今まで継続してやり続けていたことなのに、「やる気が出ない」「やる気が起きない」ということがあります。
毎日毎日、単純な毎日の繰り返しですので、やはり、モチベーションを保ったり、心身のバランスを保ったりすることは非常に難しいのも事実です。
では、こういう場合にはどうすればいいのでしょうか…?
「歩き続けるために休む」ことも重要だということを忘れないようにしよう
毎日の繰り返しが大切だということもわかっています。
でも、「やる気が出ない」「やる気が起きない」ということがあります。
そういう場合には、少し休んでみることをおすすめします。
長い人生において休むことは非常に大切ですので、うまく休んで、また、そこから続ければいいのです
「歩き続けるために少し休む」を繰り返すことによって、気付けば信じられないほど遠くまで歩いてきたよな…ということもあるでしょう。
歩き続ける習慣がついている場合には、しばらく休むと再び歩き続けることができるようになっています。
自分の心身の状態を把握してうまく休みながら歩き続けましょう。
もう1度、原点に立ち戻ってリフレッシュする(マイナスの状態から回復する)
モチベーションが下がってしまって、「やる気が出ない」「やる気が起きない」という状態になってしまうことは、ある意味、避けることができないと思います。
心身ともにまったく疲れもストレスもなく歩き続けることはできません。
それは仕方がないことですので、そのことを嘆いてみても仕方ありません。
そういう場合には、自分の人生の夢や目標を設定し、そのために何かを始めたその時に立ち戻ってみて、もう1度、自分の人生の夢や目標を再確認してみるといいでしょう。
また、自分の人生にきっかけを与えてもらった人に会ったり本を読んだりして、そのときの自分に立ち戻ってみるのもいいでしょう。
立ち戻ることができる原点を持っていること、うまくリフレッシュできる方法を知っていることは長く歩き続けるためには非常に大切です。
小さな成功体験を繰り返す(プラスの刺激を与える)
自分自身の中で、小さな目標をいくつか設定しておくといいでしょう。
- ステージをクリアする
- 装備を整える
- レベルが上がる
- 宝箱を手に入れる
- 中ボスを倒す
- 城を手に入れる
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まさにゲーム感覚です。
よく考えてみると、ゲームのジャンルは異なったとしても、ゲームの途中でプラスの刺激を与えて、最後までゲームを続けることができるようになっているのですから、あぁいうゲームも本当によくできていますよね…
「やる気が出ない」「やる気が起きない」ということができるだけないように、自分自身の中で小さな目標をいくつか設定しておくといいでしょう。
「やる気が出ない」「やる気が起きない」あなたが今すぐしなければならないこと
3年前の自分と今の自分を比べてみる
5年後10年後20年後にどのような人(地位・収入・家族・健康)になっていたいかという人生の目標を達成するためには、今までの通りのことを続けていていいのかどうかを自問自答してみよう。
- 何か変わったところがあるのか
- 何か(趣味や習い事など)を始めようと思っていたのに先延ばししていることはないのか
- 何か継続して続けていることはあるのか
- 多くの無駄な時間を過ごしていないのか
を自問自答してみよう。
もし3年前の自分と今の自分を比べてあまり変わっていないのであれば、それは「あなたが今から変わるチャンス」だということです。
5年後10年後20年後にどのような人(地位・収入・家族・健康)になっていたいかという人生の目標を設定する
5年後10年後20年後にどのような人(地位・収入・家族・健康)になっていたいかという人生の目標を設定しよう。
5年後 | 10年後 | 15年後 | 20年後 | |
仕事 地位 | ||||
収入 資産 | ||||
家族 | ||||
健康 |
その目標を達成するために今から何をすればいいのかを落とし込んでいこう。
そして、今日から毎日続けよう。
そうすれば、仕事や勉強の「やる気が出ない」「やる気が起きない」をコントロールして夢や目標を達成することができるようになります。