妊娠中に夫の浮気が発覚して苦しい思いをしているあなたへ

妊娠中の夫の浮気は人生最大の裏切りだと言っても過言ではないかもしれません

私は、行政書士（男性）です。

妊娠中は体調がすぐれない日が多いと聴きます。

でも、それを乗り越えられるのは、母としての幸せや家族としての幸せを感じることができるからなんだと思います。

それでも、妊娠中はどうしても家族のサポートが必要です。

もっと言うと、別にすごいサポートをしてくれなくていいけど、少なくともイライラさせないでよ…というところかもしれません。

妊娠中に夫の浮気が発覚…

最悪です。

妊娠中は、体調はすぐれないし、体も重いけど、母としての幸せや家族としての幸せを感じることができる期間でもあるはずです。

だからこそ、そんな大切な時期に、夫であり、父親であり、１番大切な存在であるにもかかわらず、他の女性と浮気されることに対する失望感が非常に大きくなってしまうのではないでしょうか…

もちろん、浮気相手の女性に対しても怒りに近い気持ちになるでしょう。

しかも、その女性が妻であるあなたが妊娠中だということを知っていて浮気したのであればなおさらです。

浮気の慰謝料の相場はどれくらい？

浮気の慰謝料は１００万円から３００万円くらいと言われていますが…

悪質性が高いと思われる行為とは…

離婚しない場合の慰謝料の相場は５０～１００万円だと考えられます

慰謝料の相場は、あくまでも参考ですので、浮気期間も長く、悪質性も高い場合には相場の金額を超えることもあり得ます。

別居に至った場合の慰謝料の相場は１００～１５０万円だと考えられます

この金額に、浮気期間や悪質性などを考慮することになります。

慰謝料の相場は、あくまでも参考ですので、浮気期間も長く、悪質性も高い場合には相場の金額を超えることもあり得ます。

また、別居に至った場合には、夫に対して生活費を請求することができます。

もちろん、夫に慰謝料を請求することもできますが、別居に至った場合には生活費をもらうというほうが一般的かもしれません。

離婚に至った場合の慰謝料の相場は１５０万円前後以上だと考えられます

この金額に、浮気期間や悪質性などを考慮することになります。

なお、離婚に至る場合には、浮気相手の女性に対する慰謝料請求に合わせて、夫婦間で離婚について話し合いを行うことも非常に重要です

なお、これらの内容については、離婚協議書ではなく、公正証書（養育費などの支払が滞った場合に給料などを差押えることができます）を作成しておくことをおすすめいたします。

浮気相手に対して慰謝料請求するにはどうすればいい？

浮気相手に対する慰謝料請求の方法はいくつかあります

内容証明郵便を送る場合の注意点

内容証明郵便は、郵便局の人が配達してくださいますので、当然ですが、相手の住所と名前が必要なんです。

しかも、例えば、マンションの部屋番号が「３０３」と「３０２」とで隣の場合でも、原則として内容証明郵便は届きませんので、マンションの場合には部屋番号までしっかりわかっていなければいけません。

また、内容証明郵便を送る場合には、書面の文字数や行数などにも決まりがあります。

ＬＩＮＥやメールを送る場合の注意点

浮気相手の女性とＬＩＮＥやメールでやり取りをする場合には、やり取りの内容が残るというメリットがあります。

やり取りの内容が残るというのは、メリットでもあり、デメリットでもあるということを忘れてはいけません。

電話で話し合う場合の注意点

浮気相手の女性と電話で話し合う場合には録音をしておくといいでしょう。

直接会って話し合う場合の注意点

そもそも、浮気は、民事事件ですので、いくら悪質な浮気をしていても警察沙汰にはなりませんが、逆に、例えば、相手の腕をつかんだりしただけで警察沙汰になってしまうことすらあり得ます。

浮気相手の女性に直接会う場合にはご注意くださいますようお願いいたします。

自分自身も少しは冷静になることができますので、相手女性との会話を録音しておくといいでしょう。

慰謝料の金額や支払方法などが決まったらどうすればいい？

慰謝料を一括で支払う場合には示談書を作成します

慰謝料の金額と支払方法、誓約事項などをしっかり書面に残しておくということです。

つまり、示談書は、浮気を解決させるための契約書のようなものだとお考えいただくといいかもしれません。

示談書の場合には、公正証書と異なり、慰謝料の支払いが滞った場合に給料などを差し押さえることはできませんが、比較的早く作成することができますので、慰謝料を一括で支払う場合には示談書を作成することがほとんどだと思われます。

慰謝料を分割で支払う場合には公正証書を作成することをおすすめいたします

例えば、慰謝料１００万円を毎月５万円ずつ支払うという場合には、慰謝料の支払いが終わるまでに２０か月（１年８か月）もかかります。

慰謝料を分割で支払う場合には、途中で慰謝料の支払いが滞ってしまう可能性はゼロではありません。

慰謝料を分割で支払う場合には公正証書を作成することをおすすめいたします。