プラシーボ効果とは信じることを力に変える幸せの魔法である

プラシーボ効果とは…
プラシーボ効果とは、本当は何の効果もない偽薬(偽物の薬)にもかかわらず、「これを飲むと症状が改善しますよ」と言って処方すると、その偽薬によって患者さんの症状が改善してしまう効果のことを言います。

そもそもその薬には何の効果もないはずですので、症状が改善したのは、「思い込み」や「暗示」による心理的な効果によって本人の自然治癒力のようなものに影響を与えたのではないかと考えていいでしょう。

この「思い込み」や「暗示」による心理的な効果、「効果があると信じること」によって生み出される(倍増される)力こそがプラシーボ効果であると言えるでしょう。

そして、プラシーボ効果とは、暗示や信じることによって生み出される(倍増される)力なんです。

プラシーボ効果とは、信じることを力に変える魔法である

  • 無から有(0から100)を生じさせること
  • 本来の実力以上の効果(50から100)を発揮させること
  • 実力通りの効果(100)を発揮させること

プラシーボ効果を発揮するためには、少しの迷いや疑いを持たずに、絶対的に信じることが必要です

プラシーボ効果を発揮するためには…

  • 自己暗示の場合には、自分を完全に信じる(迷いや不安を完全に打ち消す)
  • 仕事などの場合には、相手(クライアント)に迷いや疑いの気持ちをまったく持たせない

ことが重要です。

少しの迷いや疑いの気持ちが出てしまうと、プラシーボ効果が半減するか、まったくなくなってしまいます。

完全に信じる(迷いや不安を完全に打ち消す)ためには、それに相当するだけの「成功の鍵」が必要です

特に、コンサルティングやカウンセリングの場合には、成功の鍵は、相手(クライアント)が迷いや疑いの気持ちを持たないで、成功を信じて、最後までやり続けてもらうことなんです。

いくら敏腕コンサルタントやカウンセラーといっても、クライアントが何もしなくても成功に導くことができるわけではなく、クライアント自身が考え方を変えたり行動を変えたりすることが必要です。

だからこそ、本当に必要なことは、お互いの信頼関係をしっかり維持し、成功という結果が出るまで一緒にやっていくんだという強い絆を築くことなんです。

プラシーボ効果を発揮させるためには、その大前提として、信頼関係(ラポール)を形成しておくことが必要だということです。

成功するかどうかは、コンサルタントやカウンセラー自身にすべてかかっていると言っても過言ではありません

コンサルタントやカウンセラーとして絶対に忘れてはいけないことは、クライアントとの信頼関係や絆の鍵を握っている、つまり、成功の鍵を握っているのは、コンサルタントやカウンセラー自身なんだということです。

だからこそ、プラシーボ効果を意識したコンサルティングやカウンセリングが成功するためには、コンサルタントやカウンセラー自身が、クライアントよりも多くの力を注ぎこまなければいけません。

コンサルティングやカウンセリングでプラシーボ効果を発揮するためには…
  • コンサルティングやカウンセリングの成功の鍵は、クライアントに、迷いや疑いの気持ちを持たないで、成功を信じて最後までやり続けてもらうことである
  • その鍵は、お互いの信頼関係や強い絆である
  • お互いの信頼関係や強い絆の鍵を握っているのは、クライアントではなく、コンサルタントやカウンセラー自身である

ということをしっかり理解しておくことが必要なんです。

プラシーボ効果を発揮させて、幸せの魔法に変えることができるかどうか、それはコンサルタントやカウンセラーであるあなた自身に他なりません

プラシーボ効果を悪用的に活用することも可能なのでしょうが、そういうことをするような者は、コンサルタント、カウンセラー、コーチ、経営者ではなく、ただの偽者や悪徳業者に過ぎません。

プラシーボ効果などの心理学的な効果も活用しながら、クライアントに寄り添って一緒に目標に向かって進むことができるコンサルタント、カウンセラー、コーチ、経営者が必要ではないでしょうか…

そして、そのためには、常日頃から、専門知識のさらなる習得や発展、コミュニケーション能力の向上、人間性の向上などをしていく必要があることはいうまでもありません。