しかも、ハロー効果には、ポジティブ・ハロー効果とネガティブ・ハロー効果とがあるんですよね…
つまり、事実よりもプラスに思われるハロー効果と、事実よりもマイナスに思われるハロー効果があるってことなんです。
このことはすごく重要です。
つまり、人は、その人の肩書、学歴、外見などによってその人を判断しているということなんです
プラスの方向にもマイナスの方向にも…
特に、初対面の場合や、まだ関係が深くない場合には、その人の学歴、肩書、外見などの印象によって判断してしまう傾向があると思われます。
もちろん、それくらいでしか判断することができないのも事実ですが…
本当のことはわからないのに、その人の学歴、肩書、外見などの印象によって、その人はこういう人だとうと勝手に判断してしまうことがあるんですよ。
そして、「俺は(私は)、人を見る目があるから…」なんて言うわけです。
本当は、ハロー効果に引きずられて、本当のことはわからないんですけどね…(笑)
ということは、外見や言動などによって相手に与える印象をコントロールできるってことだよね?
「うわ~ 言っちゃったよ…、この人…」ってカンジではありますが…
でも、事実というか、そういう傾向があるっていう事実は事実として受け入れるべきなんだと思うんですよ。
本当の人間性は別としてね(笑)
じゃあ、誠実とか謙虚ってどういうことなんだろう?ってなっちゃいますよね…
でも、ビジネスマンとしては、過度なポジティブ・ハロー効果はやり過ぎとしても、ネガティブ・ハロー効果になってしまうのは決して良くないと思うんです。
これは誠実とか謙虚というのとは違うと思うんですよね。
よく考えてみると、 結局は、ハロー効果って、第一印象や関係が深くない時に効果を発揮する、一種の印象操作的なヤツだと考えればいいだけなんですよね。
ってなると、第一印象が良いほうがその後がスムーズでしょ?
こんなのは誠実とか謙虚とかそういうのとは違うんですよね。
ハロー効果って、最初にそういう印象を持ってもらって、少しだけ認知バイアスをプラスにするという、ただの潤滑効果なんです
例えば、仕事がうまく行ってそうなイメージを持ってもらえるというイメージですよね。
表現がめちゃくちゃ難しいけど。
ということは…
外見や言動など、外部に発信することって、外部にこう見て欲しい(相手に与える印象をコントロールする)ということの表れでもあると思うんですよ。
もちろん、見た目とかそんなこと別に気にしてないよ(大切なのは中身の人間性だよ)っていう人もいると思うんですよ
外部の人にどう見られてもいいって意識して、または無意識でそう考えているってことでもあるんだと思うんですよ
別にそれでもいいんですよ。
でも、それって、外部の人もそういうふうに見てるということなんですよね。
そう見られてるってことなんだと思うんですよ。
もちろん、それでいいんですよ。
他人は他人ですから、気にする必要はないんですよ。
でも、じゃあ、なんで私はハロー効果のページを書いてるのよ(苦笑)、そしてあなたは見てるのよ…ってことになりますよね?
上にも書いてるけど、ハロー効果って、プラス印象を与えるハロー効果とマイナスの印象を与えるハロー効果があるんですよね。
もちろん、あなたの人間性が世界で1番良いとしても、あなたの本当の人間性なんて、時間が経たなければわからないわけでしょ?
だから、少なくとも、マイナス方向に歪められるのは避けたいですよ。
あなたはそう思いませんか?
そう思わなかったら、「なんでハロー効果のページ見てるんだよ?」ってことではあるけどね。
誠実とか謙虚っていう印象はポジティブなハロー効果をさらに倍増させる
誠実とか謙虚っていう印象もすっごく大切なんですよ
これを忘れたらもうおしまいです。
今まで誠実とか謙虚とか必要ないってカンジで書いてなかった?と思うかもしれないですよね?
じゃあ、「そもそも、誠実とか、謙虚って何ですか?」ってことなんですよ。
ハロー効果って、外見やある一部の言動を切り取って、相手が勝手に持っている勝手なイメージなんですよね?
結局のところね。
でも、本当は、本当のことはわからない。
そうでしょ。
肩書、外見、言動などによって印象付けられてしまうんですよ。
実際にそれくらいしか判断材料がないですからね…
誠実とか謙虚という印象がポジティブなハロー効果をさらに倍増させる
つまり、ポジティブ・ハロー効果で、プラス方向のイメージを与えることに成功しているとしましょう。
その人が誠実とか謙虚という印象を与えるような言動や振る舞いをしていたらどうですか?
ハロー効果が倍増しますよ。
そもそも、人って、本当は外見だけでは信じないところがあるけど、でもやっぱり外見や言動で判断しちゃうのも事実ですよ。
地味で、謙虚な人は嘘をつかないだろうって思ってしまっているところがあるから。
これも認知バイアスのひとつですよね?
本当はそうじゃないかもしれないのに…
ポジティブなハロー効果が両輪で回り始める
- おしゃれで、センスも良くて、仕事がうまく行ってそうなイメージ
- そして、言動や振る舞いが誠実で謙虚というイメージ
この2つを両輪で回すことが非常に大切なんです
そうすると…
- おしゃれで、センスも良くて、仕事がうまく行ってそうなイメージで、しかも、言動や振る舞いが誠実で謙虚でいい人
- 言動や振る舞いが誠実で謙虚だから、仕事がうまく行ってる
- 仕事がうまく行っているから、おしゃれで、センスも良いものを身に付けられる
・
・
・
ってなるわけですよ。
実は、だから、仕事などに成功しているように見える人たちは、おしゃれで、センスも良くして、言動や振る舞いが誠実で謙虚にしていることが多い。
本当の人間性は別としてね…
っていうか、本当の人間性なんて本当に重要な状況にならないとわからないから。
でも、いくらハロー効果をうまく活用するといっても、嘘はダメですよ、嘘は…
しかも、相手や自分を傷付けるような嘘はね
嘘の学歴とか、嘘の年収とかね。
これはヘタすると、詐欺に当たる可能性も出てきますから…
こういうことは絶対にやってはいけない。
- 仕事ができそう
- うまく行ってそう
- 誠実そう
- 謙虚
- 優しそう
とかそういうことなんですよ。
実際のところは別としてね…
でも、それって嘘でもなんでもないわけでしょ。
相手が勝手にそう思って、勝手にハロー効果を発動させてるだけのことだからね。
でも、そういうポジティブな印象を与えると、責任も発生すると思うんですよ
相手に対しても、自分に対しても。
だって、そうでしょ?
そういう印象を与えてるんですよ。
自分がハロー効果を使ってね。
でしょ?
もちろん、ハロー効果が先でもいいんですよ。
- 仕事ができる
- うまく行ってる
- 誠実
- 謙虚
- 優しい
人間に近付いていけよ!ってことなんですよ。
そして、どんどん進化していけよ!
そうじゃないと、すぐに見破られちゃうよ。みんな、そんなバカでもないんだから、すべてお見通しだよ。
だから、ハロー効果を使うなら、必死にそのイメージに近付いてどんどん進化していこうってことなんです。
それでも、ハロー効果みたいな汚い方法を使いたくないというあなたへ
じゃあ、明日から化粧をせずに頭もボサボサで会社に行けばいいし、スーツも着ないでネクタイもしないで会社に行けばいい
ハロー効果って、結局は、相手にどう見せるかどう感じさせるかなんですよ。
もちろん、その姿は本当の自分じゃないかもしれないですよ。
でも、じゃあ、明日から化粧をせずに頭もボサボサで会社に行けばいいし、スーツも着ないでネクタイもしないで会社に行けばいい。
休みの日に家にいる時みたいに…
そんなことできるわけないだろ~!と言われると思うんですよ
じゃあ、あともう少しおしゃれにしてみたり、もうちょっとだけ見た目や言動を気にしてみるのもいいんじゃない?
- まずは足元を見てみてよ。
その靴はいつから履いてる?
そろそろ新しいのに変えたほうが良くない? - その時計はいつから?
- スーツは?
- ネクタイは?
- カバンは?
- 財布はどう?
- それと、いろいろ言い訳して、自分勝手な言動や振る舞いをしてないですか?
今のままではネガティブなハロー効果になってしまってないですか?
- 見た目はおしゃれに清潔に
- 言動は謙虚に控えめに
- そして、優しい笑顔で
ちょっとしたことで、あなたの印象が変わって、仕事や恋愛は今よりもっとうまく行くはずです。