そもそも、クリック率(CTR)とは…
クリック率(CTR)は、表示された数(表示回数)のうちクリックされた回数(クリック数)の割合をいいます
例えば、100回表示された場合に、10回クリックされれば、クリック率(CTR)は10%となります。
クリック率(CTR)という用語そのものは、簡単といえば簡単です。
ここで気になるのは、Yahoo!やGoogleで上位表示された場合にどれくらいのクリック率(CTR)があるのか…ですよね?
もっというと、そのキーワードで上位表示された場合にどれくらいのクリック数があるのか…ということですよね?
以下、Yahoo!やGoogleで上位表示された場合のクリック率(CTR)です
分析会社(コンサル会社(?))などが順位ごとのクリック率(CTR)の平均値を出しているようですが、少しバラつきがあります。
だいたいこれくらいだろうと言われていますので、上位表示した場合のクリック率(CTR)の目安として参考にしてみてください。
検索順位 | 平均的なクリック率(CTR) |
1位 | 25% |
2位 | 15% |
3位 | 10% |
4位 | 7.5% |
5位 | 6% |
6位 | 4.5% |
7位 | 4% |
8位 | 3.5% |
9位 | 3% |
10位 | 2.5% |
では、どうすればクリック率(CTR)を上げることができるのか?
Yahoo!やGoogleの検索結果を見て、クリックするかどうかの判断の要素として考えられるのは…
- 検索順位
- タイトル
- ディスクリプション(スニペット)
というか、Yahoo!やGoogleの検索結果から得られる情報は実際にこれくらいしかないんですから…
- 検索順位を上げる
- タイトルを最適化する
- ディスクリプション(スニペット)を最適化する
ことが必要だということです。
まぁ、Yahoo!やGoogleの検索結果のクリック率(CTR)を上げるためにはこれくらいしか方法はありません。
上記の通り、当然ですが、検索順位を上げればクリック率(CTR)は上がります
単純な話です。
- 単純に上から順番に見ていきますし
- 順位が上のほうが信頼できると思っている
んですから…
とにかくYahoo!やGoogleの検索順位を上げれば、それだけで、単純に、クリック率(CTR)は上がります
だから、みんなSEO対策をがんばるわけです。
でも、実際は、今日とか、明日とかに、急に上位表示することはできませんので、SEO対策をして上位表示をすることは中長期的な課題となります。
タイトルとディスクリプション(スニペット)を最適化すればクリック率(CTR)は上がります
これは簡単に今すぐできます。
いや、今すぐやらなければならないことだと断言していいでしょう。
- タイトルとディスクリプション(スニペット)を最適化する
- コンテンツも最適化する
- その結果、Yahoo!やGoogleで上位表示されるようになる
- その結果、クリック率(CTR)が上がる
という順番です。
タイトルとディスクリプション(スニペット)が最適化されているものがYahoo!やGoogleの検索結果に上位表示されれば、そりゃクリックするでしょ?
「タイトルとディスクリプション(スニペット)の最適化って何だよ?」ってことですよね?
- 検索キーワード(検索クエリ)と一致させること
- さらにその奥にあるニーズやウォンツを反映した内容にすること
をいいます。
つまり、ユーザーさんの立場で考えると…
- 自分が入力した検索キーワードと一致したキーワードがある
- 自分のニーズやウォンツにも一致している
からクリックするということですよね?
つまり、つまり、ユーザーさんは自分が求めている内容が書かれている可能性がありそうなページだからクリックするということですよね?
そう!
あなたはなぜクリックしたのか… それが答えですよね?
実は、超簡単で、超単純なんです。
では、どうやってタイトルとディスクリプション(スニペット)をつければいいのか?
必ずキーワードを入れる
SEO対策の基本中の基本ですが、タイトルとディスクリプションに必ずキーワードを入れましょう。
もちろん、タイトルにそのキーワードがなくても上位表示をすることもできるのですが、タイトルとディスクリプションにキーワードが含まれているほうが上位表示しやすいですし、当然ながらクリックされる可能性も上がりますので、特に上位表示したいキーワードは必ず入れましょう。
これは絶対です。
- 上位表示をすることによってクリック率(CTR)を上げる
- そして、タイトルとディスクリプション(スニペット)によって、さらにクリック率(CTR)をグンっと上げる
相乗効果抜群です。
どのような人がそのキーワードで検索するのかを想像する
そのキーワードを入力して検索する人はどういう人なのでしょうか?
つまり、あなたがクリックして欲しいと考えている、ターゲットとなる人はどういう人でしょうか?
そして、その人はどういう目的を持って検索するのでしょうか?
つまり、ターゲットはどういうニーズやウォンツを持っているのでしょうか?
ベネフィットを記載する
タイトルとディスクリプションに、そのキーワードで検索する人が潜在的に持っているニーズやウォンツに対するベネフィットを記載します。
- こういうキーワードで検索する人は、
- 潜在的にこういうニーズやウォンツを持っていて、
- だから、それに対するベネフィットを記載する
ということなんです。
ベネフィットとは、その商品やサービスを使用することによって得られる利便性や満足感のことを言います
- 利便性とは、物理的な、現実的なメリットだと考えていいでしょう
- 満足感とは、感情的なメリットだと考えていいでしょう
- ターゲットが潜在的に持っているニーズやウォンツに対して
- 物理的な、現実的なメリットや
- 感情的なメリット
を予想して、タイトルとディスクリプションを記載することが必要です。
実は、これって、ユーザーさんに対する共感なんです。
まずは、ユーザーさんのことを、先回りで傾聴して、見立てて、共感するんです
そうすれば、ユーザーさんの「感」情が「動」いて、行動に移してもらえるということなんです
カウンセリングでいうと、共感って、傾聴なんです。
もちろん、実際の傾聴とは異なるのですが、ホームページやブログの場合には、先回りの傾聴なんです。
カウンセリング用語としては、「見立て」と言ってもいいかもしれませんね。
そのキーワードで検索する人について、先回りで傾聴して、見立てて、共感するんです
そして、見立てが間違っていなければ、ユーザーさんも共感してくれるんです。
もちろん、実際にはそんな大げさではないですよ。
でも、意識とか無意識とか関係なく、実際に感動して共感しているんです。
「あっ!このページには私が求めていることが書いてありそうだ」って。
タイトルとディスクリプションを見て、「感」情が「動」く、つまり、感動するんですよね。
だから、クリックしてくれるんですよ。
このことがすごく重要なんです。
私は、このことを「感動SEOライティング」と呼んでいます。
でも、絶対にあおるようなタイトルやディスクリプションをつけてはいけません
事務所や会社の信用にもかかわりますし、チャラい印象を持たれてしまっては逆効果になってしまいますので注意が必要です。
今は、目立とうとすることよりも、謙虚さや誠実さを重視する世の中になっています
もちろん、「クリック率(CTR)を上げたい」「PVを増やしたい」ということを優先するのであればそれでいいのでしょうが、今後、お付き合いを継続していただけるお客さんとの最初の出会いの場と考えるのであれば、当然ながらそのことを考えてタイトルやディスクリプションを考える必要があることは言うまでもありません。