カクテルパーティー効果をうまく活用すれば相手の注目を上手に集めることができますよ

カクテルパーティー効果とは…

たくさんの情報があふれている環境の中でも「自分に必要な情報を選択して聞き取ることができる」という脳の働きをカクテルパーティー効果といいます

飲み会など、たくさんの人がそれぞれに雑談している時でも、自分が興味のある会話や自分の名前などを自然と聞き取ることができるということがあります。

このようにたくさんの情報があふれている環境の中でも「自分に必要な情報を選択して聞き取ることができる」という脳の働きをカクテルパーティー効果といいます。

カクテルパーティー効果に似た効果として、カラーバス効果があります

カラーバス効果は、たくさんの情報があふれている環境の中でも「自分に必要な情報を選択して見つけることができる」という脳の働きをいいます。

いずれにしても、私たちは、たくさんの情報の中から自分に興味のある情報や必要な情報を「無意識的に」選択しているということです

MEMO
  • カクテルパーティー効果:聴覚的な効果
  • カラーバス効果:視覚的な効果

私は、訪問介護などの事業所やクリニックの設立や経営サポートの仕事をさせていただいているのですが、この仕事をするようになって、毎日のように何気なく通っていた道に訪問介護などの事業所やクリニックがあったことに無意識的に気付くことがあります。

このことをカラーバス効果というのかもしれません。

また、訪問介護などの事業所やクリニックの設立や経営サポートに関する言葉に無意識的に反応してしまうカクテルパーティー効果のようなこともよくありますよね。

カクテルパーティー効果を活用することによって、相手の注目を集めることも十分に可能です

「ここ試験に出るよ」

授業中に上の空の状態になっている生徒でも、この言葉を聞くと一瞬でも先生の方を見るはずです。
ほとんど意識していないのに、「試験に出る」という言葉に反応してしまうんです。

これはまさにカクテルパーティー効果だと言えるでしょう。

カクテルパーティー効果は自分に必要な情報に反応する脳の働きですので、上記の「ここ試験に出るよ」という例のように、相手の注目を集めるためには「相手の興味のあること」を「意識的に発信する」ことが大切です。

カクテルパーティー効果をうまく活用するためには…

カクテルパーティー効果をうまく活用するための3つのポイント
  1. ターゲットを明確化する
  2. 相手にして欲しいことを明確化する
  3. 相手のベネフィットを刺激する

そして… 相手の名前を呼ぶ

1.ターゲットを明確化する

カクテルパーティー効果を活用して相手の注目を集めるためには、相手の興味のあることを意識的に発信することが大切です。

裏を返せば、「相手の脳は興味のないことには反応しない」ということですので、「相手の興味のあること」であることが非常に重要です。

だからこそ、カクテルパーティー効果を活用するためには、相手を明確にすることが重要です。

つまり、ターゲットは誰なのか…

当たり前といえば当たり前ですが、当たり前のことほど重要なんですよね。

2.相手にして欲しいことを明確化する

カクテルパーティー効果をうまく「活用」するためには、カクテルパーティー効果を「活用する側の意思や意図」も重要です。

例えば、上記の「ここ試験に出るよ」という例では、生徒に「授業に集中して欲しい」ということですよね。

つまり、自分が相手にして欲しいことは何なのか…

これも当たり前といえば当たり前ですが、非常に重要です。

3.相手のベネフィットを刺激する

ベネフィットとは、簡単にいうと、「利益」や「恩恵」のことをいいます。もっと簡単にいうと「トクしたな〜」とか「ラッキーだな〜」と思えることなんです。

上記の「ここ試験に出るよ」という例では、生徒は「トクした」とか「ラッキー」と思うでしょう。

そして、ここだけでもしっかり聴いておこうと思うはずです。

このように、カクテルパーティー効果を活用して、相手の脳が反応する情報を発信することによって相手をうまく動かすことが可能です。

「授業に集中しなさい」とか「ちゃんと聞いてるか?」というのではなく、相手の脳が反応するもっと効果的な言葉があるはずです。

相手の名前を呼ぶ

相手の名前を呼ぶことは、カクテルパーティー効果の典型例のひとつです。

上記の「ここ試験に出るよ」という例では、例えば「みんな」や「みなさん」というような、生徒に対して「呼びかけの言葉」をプラスすると、相手の脳は自分に言われていることだと反応するでしょう。

そうすることによってカクテルパーティー効果がさらに高まるはずです。

カクテルパーティー効果を活用してウェブライティングすると効果的です

「SEO対策」と「カクテルパーティー効果」の両方を意識して各ページのタイトルを付けることが重要です

ページタイトルの付け方の3つのポイント
  1. メインキーワードを設定する
  2. ターゲットを明確化する
  3. ベネフィットを刺激する

1.メインキーワードを設定する

まず、そのキーワードの検索回数や上位表示難易度などを考慮して、そのページを上位表示させたいメインキーワードを設定します。

なお、このページのメインキーワードは「カクテルパーティー効果」です。

2.ターゲットにを明確化する

次に、そのキーワードを検索する人の中から「自分のページに来て欲しい人の属性」を明確化します。

例えば…

  • 地理的属性:地名など
  • 人口統計的属性:性別、年齢、所得、職業、学歴、家族構成など

ターゲットを明確化することは、それ以外の人を除外することになってしまいますが、SEO対策とカクテルパーティー効果の両方を期待することができる効果的な方法のひとつです。

3.ベネフィットを刺激する

ベネフィットとは、相手の「利益」や「恩恵」を意味します。

ブログやホームページの場合には、そのページを見るとどのような「利益」や「恩恵」を得ることができるのかということです。

もっと具体的にいうと、そのページを見ることによって、「悩みの解決」「願望の達成」ができるのかどうかということが重要です。

もっと直接的な表現をすると、「そのページを見る意味」「そのページを見る理由」があるかということです。

相手の脳はこれらを瞬時に判断して、そのページを見るのか見ないのかを判断しています。

これは、まさにカクテルパーティー効果だといっていいでしょう。

カラーバス効果を活用してウェブライティングすると効果的です

カラーバス効果とは、たくさんの情報があふれている環境の中でも「自分に必要な情報を選択して見つけることができる」という脳の働きをいいます。

カラーバス効果を活用したライティングの3つのポイント
  1. アイキャッチ画像を設定する
  2. 見出しを設定する
  3. 赤や黄色の文字やボックスを活用する

1.アイキャッチ画像を設定する

アイキャッチ画像とは、「挿絵」のようなものだと考えていただいていいでしょう。

文字だけの文章は読みにくく、無意識的に少し抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

アイキャッチ画像によって、そのページに書かれていることが想像できることは、そのページから離脱する人を避ける意味でも非常に効果的です。

と言いながら、このページにアイキャッチ画像を設定していないことについて謝罪させていただきます。

2.見出しを設定する

このページには、いくつか「見出し」を設定しています。

「章立て」と言ってもいいかもしれませんね。

「見出し」「章立て」を設定することによって、アクセントになりますので読みやすくなるとともに、見出しがアイキャッチとなりますので、ここにカクテルパーティー効果を期待した文章を記載することも効果的です。

3.赤や黄色の文字やボックスを活用する

すべて同じ色の文字で書かれている文章はかなり読みにくいですよね。

そして、脳は、赤や黄色で書かれたところは重要なところだという無意識的な判断をしていますので、無意識的にその文字を見てしまうことがあるはずです。

カクテルパーティー効果とカラーバス効果をうまく活用することによって、読者の注目を上手に集めることができるはずです。

あなたもチャレンジしてみてください。