パンくずリストってどのホームページやブログでも、各ページの上のほうにありますよね?
でも、実際はあまり意識していないような気がします。少なくとも、私は…
パンくずリストの基本的な構造としては、「HOME>カテゴリー>各ページ」が多いですが、クリックするとしても、そのホームページやブログのトップページを見てみたい時くらいかな…
でも、トップページに行きたい時は、トップ画像やタイトル画像をクリックすることが多いと思います。
そのほうが早いですよね?
だって、ホームページやブログによって、そもそもパンくずリストの位置が異なりますので、一瞬でパンくずリストを見つけることができないことがありますからね…
ましてや、パンくずリストのカテゴリーのリンクをクリックすることはほとんどないように思います。
では、なぜパンくずリストがあるのでしょうか…?
1.ユーザーさんがそのホームページやブログのどのページにいるのかがわかる
例えば、パンくずリストが「HOME>カテゴリーA>A-1」となっている場合、「あなたは、今、カテゴリーAのA-1というページにいますよ」ということがわかるという役割があるらしいです。
ユーザーさんが迷子にならないように…ということもあるようです。
まぁ、確かにそうかもしれませんよね…
もちろん、ショッピングモールやターミナル駅の巨大駐車場であれば、どこに車を停めたかわからなくなる心配がありますので、「地下2階のDエリア」ということがわかることが非常に重要ですよね。
例えば、「駅北側駐車場>地下2階>Dエリア」みたいに…
でも、ホームページやブログの中で迷子になるわけもないし、今、どこにいるのかわからなくてもまったくと言ってもいいくらい不都合はありません。
そう考えると、「ユーザーさんがそのホームページやブログのどのページにいるのかがわかる」というパンくずリストの役割について、どれくらいの意味があるのかはわかりません。
2.ユーザーさんのユーザビリティが向上する
ユーザビリティ、つまり、「使いやすさ」みたいなものですよね。
例えば、パンくずリストが「HOME>カテゴリーA>A-1」となっている場合に、A-1を見ても、ユーザーさんが求めている情報があまり多くなければ、パンくずリストのカテゴリーAのリンクをたどって他のページを探すことができるので、ユーザーさんの使いやすさが向上するということのようです。
でも、私はそのような経験はめったにないような気がします。
もし、Yahoo!やGoogleで検索して、A-1というページに行った場合に、そのページに求めている情報がなければ、もう1度、Yahoo!やGoogleの画面に戻ることが多いような気がします。
しかも、一般的に、パンくずリストはページの上のほうにあることが多いですので、そのページを下のほうまで見て、求める情報がない、または、そのホームページやブログが気に入ったとしても、パンくずリストのところまで戻って、カテゴリーAのリンクをたどっていくか?と言われると少し無理があるような気がします。
しかも、しかも、近頃のホームページやブログは、各ページの下のほうに関連ページやおすすめのページのリンクが設置されていることが多いですので、このリンクをたどってそのホームページやブログの中の各ページを見るのではないかと思います。
または、サイドバーをたどって…ですよね。
そう考えると、「ユーザーさんのユーザビリティが向上する」というパンくずリストの役割について、どれくらいの意味があるのかはわかりません。
3.Googleのクローラーがホームページやブログの中を巡回しやすくする
クローラーというのは、ホームページやブログの情報を集める小さい偵察ロボットみたいなものだと考えていいでしょう。
で、クローラーはリンクをたどってやってきて(だから、被リンクが重要なんですよね…)、そのホームページやブログの内部リンクをたどってそのホームページやブログの情報を集めています。
つまり、パンくずリストは「クローラーがホームページやブログの中を巡回しやすくする」ためにある。
つまり、つまり、パンくずリストはSEO対策のひとつなんです。
結局、ホームページやブログの運営者にとってはこれなんですよね、パンくずリストって。
ということは、パンくずリストのカテゴリーの設定にも注意したほうがいいということですよね?
1.ホームページやブログのカテゴリーをしっかり分類する
例えば、テレビのカテゴリーの中に、ある冷蔵庫の商品紹介ページがいくつかあるのはおかしいということになりますよね?
めったにありえないと思いますが、例えば「HOME>テレビ>冷蔵庫A」みたいに…
まぁ、こういうのはやめましょうということです。
ユーザビリティにもよくありませんし、SEO的にも良くはありませんよね?
2.カテゴリーにSEO対策したいキーワードが含まれるようにする
上記は、各ページをカテゴリーごとにしっかり分類しましょうということ。
これは、各カテゴリーをしっかり設定しましょうということです。
しかも、各カテゴリーの名前にはSEO対策したいキーワードが含まれるようにしなければいけません。
あまり意識していなくても、自然にそうなっていることが多いと思いますが、ホームページやブログが初心者の方はしっかり意識して設定していただくほうがいいと思います。
ワードプレスでパンくずリストを設定するには?
1.実はほとんどのテンプレートにパンくずリストがついていますので、それほど気にする必要はありません
やはり、パンくずリストって必須なんですよね…
だから、ほとんどのワードプレステンプレートにパンくずリストがついています。
逆に、パンくずリストがまったくついてないテンプレートを探すほうが難しいかもしれません。
だから、「ワードプレスでパンくずリストってどうやって設定するんだっけ?」という技術的なことはほとんど考えなくてもいいってことです。
2.もしそのテンプレートにパンくずリストがついていない場合でも大丈夫です
実は、ワードプレスには、プラグインといって、ワードプレスを使いやすくするオプションツールみたいなのがめちゃくちゃたくさんあるんです。
ほんと、いろんなのがあります。
そして、パンくずリストを設定するプラグインとして「Breadcrumb NavXT」というのがありますので、これを利用して簡単にパンくずリストを設定することができます。
ただ、上記のとおり、ほとんどのワードプレステンプレートにパンくずリストがついていますので、パンくずリストがついているテンプレートを選ぶほうがいいとは思われます。
まぁ、いずれにしても、よほど技術的なことに興味がない限りは、技術的なことをいろいろ考えるよりも、コンテンツのことを考えるほうがいいといえるでしょう。